絵を描かずに7億円…漫画「ザ・シェフ」の原作者が印税のからくりを暴露

ザ・シェフ 1巻 [Kindle版]
21日放送の「ヨソで言わんとい亭」(テレビ東京系)で、剣名舞(つるぎな・まい)氏がマンガ原作者の印税のからくりを暴露した。
マンガ「ザ・シェフ」などの原作者として知られる剣名氏は、ピース・又吉直樹の「火花」が発行部数200万部超を記録したのに対し、「数百万部発行するマンガは山のようにある」と規模の違いを語った。そのため小説よりもマンガ原作を書いたほうが印税で稼ぐチャンスがあるという。
剣名氏によると、マンガの印税の仕組みは、1冊500円の販売価格だと10%の印税が発生し、マンガ家ひとりですべての行程を行う場合は50円、共作(原作者、絵を描く人)の場合は25円ずつの折半になる。
「ザ・シェフ」の場合、累計発行部数3500万冊となるため、剣名氏が獲得する印税は約7億円だ。剣名氏は、「美味しんぼ」は約32億円、「金田一少年の事件簿」は約22億円、「北斗の拳」は約15億円の印税が原作者に発生すると推測した。
また原作者は、絵を描いていなくてもパチンコのキャラクター使用料が入ってくるようだ。パチンコの場合は1台あたり数千円の単価で、10万台の出荷なら数億円の支払いがあるという。
ちなみに、現在ではスマートフォンでマンガを読むのが普及し、「TL(ティーンズ・ラブ)」と呼ばれる、少女向けで過激な描写のあるジャンルの需要が激増し、原作者のニーズが高まっているとのことだ。
スタジオでは驚きの声があがり、MCの次長課長・河本準一が「マンガ原作者は誰でもなれたりするもんなんですか?」と尋ねた。これに剣名氏は「誰でもなれます」「仕事とかやってきたことがすべてネタになる」と断言していた。
http://news.livedoor.com/article/detail/11093185/
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