地震と原発による結婚の破談
悲しい。ちょっと酷んでは…とも思う。
しかし、これが人間なんだなあ…
人の心の奥には何が潜んでいるのか…
長年付き合っていても赤の他人は他人でしかない。
邂逅(かいこう)
という言葉がある。
本当に心から分かりあえる人と出会えることを
願うしかないですね。
しかし、これが人間なんだなあ…
人の心の奥には何が潜んでいるのか…
長年付き合っていても赤の他人は他人でしかない。
邂逅(かいこう)
という言葉がある。
本当に心から分かりあえる人と出会えることを
願うしかないですね。
東日本大震災の被害の中の一つと言われることが今起こっています。
川崎市が福島のゴミの受け入れをするよう決定したら、
市民から「ゴミで被爆するから受け入れるな」と2000件の抗議があったそうです。
放射能汚染したゴミなんて福島から川崎まで運べるわけがないんですけどね…。
また福島県から千葉県に避難してきた男の子、
千葉県の学校に転校した際に「放射能がうつる」と、
むごいいじめにあっていたなんてニュースもありました。
「そんなくだらないイジメをする子供が登校中にイヌのウンコを踏みますように」
と僕がさっき神社でお祈りしておきました('A`)
今回の震災の対応で海外から日本国民は優れているという評価は受けているのに…。
もちろんマイノリティではあると思いますが、
こういった民度の低い国民もいるんだとがっかりしました。
人間なんだからもっと考えようよ、もっと助け合おうよと思うんですけどね。
そういえば先日、自粛について書いた記事にある女性から、
抗議と脅迫めいたメールがたくさん送られてきました。
そんな無味乾燥なメールに労力を使うよりも、今回の被災者のために力を使えばいいのに。
その域には達せなかったのでしょうかね。
今回の被災者でない人がきれいごとや建前で大震災の被災者、
犠牲者を憂うフェーズはすでに終わっていると思います、その文意を汲んでほしかった。
被災地ではない私たちがすべきこと、
被災地と日本全体のために日本が一丸とならないこの時に、
世間には足らない人や浅い人もいるもんだと悲しくなることばかりです。
きつい言い方かもですが、あえて言わさせていただきました。
今回書こうか迷ったのですが、地震が奪ったもの、原発が奪ったもの、
結婚にまつわる悲しい話を書いてみたいと思います。
僕は胸が痛くなったので読まれたくない方はやめておいた方がいいかもしれません。
花嫁さんは福島県のご出身、高校まで福島県で生活し、
東京に上京し大学で新郎さんとお知り合い、東京都内で6月に結婚する運びでした。
打ち合わせの際に福島県ご出身ということをお伺いしていたので、
ご家族やご親族は大丈夫だったのかととても気になってしまい、
震災後落ち着いてからメールしたところ「皆、無事避難をして無事でした」
その時の安心しきった声色、僕もとても安心した覚えがあります。
大学時代から8年間お付き合いしてからの結婚、
新郎は花嫁さんのご実家に何度も足を運び、新郎家新婦家で旅行に行ったりと、
家族ぐるみのお付き合いをされていました。
満を持しての6月の結婚式、先日の打ち合わせの際も幸せがあふれていました。
友達がリングピローとウエルカムボードを作ってくれるんです。
高校時代の福島の親友も「こういうときだから幸せたくさんみせてね!」
ときてくれると喜ばれていました。
しかしながらお二人の結婚式は中止になりました。
そして結婚も破談となりました。
その理由は花嫁が新郎のお母様から言われたある言葉でした。
「放射能の影響で元気な子供が生まれなかったらどうするの?」
花嫁さんは唖然としながら呆然と聞くことしか出来なかったそうです。
でもお義母さまはかなりの本音だったのだとか。
上京して8年、里帰りで帰ることはあっても、
今回の震災や原発爆発以後は東京都内で暮らしていました。
そしてこれからも東京都内での生活。
福島出身=元気な子供が生まれないということなのでしょうか。
原発がある地に高校生まで住んでいたから、元気な子供は生まれないということなのでしょうか、
それとも飲料水の問題でしょうか。
仮に福島に現在住んでいても、
福島原発の避難区域外であれば現段階ではなんの問題もありません。
そのための避難区域なのですから。
東京都内の飲料水も現レベルなら問題無く、タバコの副流煙の方がはるかに有害です。
偏見を通り越したその言葉を花嫁さんは心の中で反芻し、
お義母さまのその思慮では、放射能の影響の事だけに限らず、
全ての事柄でお義母とはやっていくのは難しい、
そして何より私と結婚することで新郎を含めた新郎家が不幸になってほしくない。
花嫁さんの言葉で結婚を破談にされたそうです。
「もう笑うしかないですよね」
先日お会いしたときの彼女の表情と言葉が忘れられません。
花嫁さんが破談を申し入れたとき、
お義父さんとお義母さんは言葉を聞いて笑顔になったそうです。
おそらく、破談申し入れではなくて交渉にきたのだと思っていたみたいです。
そして隣にいた新郎も破談申し入れに安堵の表情になったのだそうです。
「わたしの8年間はなんだったのかな」
川の水面を見ながら寂しそうに僕に話しかけた彼女。
「人の心の奥深くにあるものを気付くために、神様がくれた8年だったんですよ」
と答えた時にふと見せてくれた笑顔がとても印象的でした。
人は心が追い詰められたときに心の中の本心が出る生き物です。
追い詰められたときに絞り出した答えが、
自分のためだけの答えなのか、人のためを思ってだした答えなのか。
地震と原発によって人の心から現れた心のカタチは人それぞれのようですね。
http://ameblo.jp/dapanda45/entry-10861335101.html
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