チョコレートの原料は人身売買された子供たちにより作られている
まあ、もうすぐチョコが食えなくなる可能性もあるしね…
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金口木舌 琉球新報
趣向を凝らしたチョコレートが店頭に並ぶ季節。その原料となるカカオ豆がこの1カ月で高騰している。世界一の産地コートジボワールが、1月下旬から輸出禁止に踏み切ったからだ。選挙で新大統領が当選したものの現職が居座り、政情不安が続く
▼同国やガーナなど西アフリカは世界のカカオの7割を生産する。だが、農場で働く子どもの奴隷が問題となっている。国際熱帯農業研究所の調査では、その数28万人。人身売買された例も多い
▼早朝から12時間以上、実の収穫や運搬、薄いシャツ1枚での農薬散布などの重労働を、ただ同然で強いられる。64%が14歳以下。学校にも行けず、チョコなんて見たこともない。大企業やNGOが児童労働撤廃の声明に署名したが、根絶には程遠い
▼人権団体アムネスティによると、製品価格のうち農家に渡るのはわずか0・5%。200円のチョコだと1円にすぎない。労働者の賃金はさらに少なくなる
▼正当な報酬のために今広がりつつあるのがフェアトレード(公正取引)チョコだ。小規模農家と直接取引し、適正な対価で貧困脱出を支援する。県内で扱う「えころん」の宇地原睦恵さんは「どこの原料か分かるから安心。それ以前においしいのが一番の魅力」と語る
▼甘いチョコの向こうにある苦い現実。バレンタインデーを、遠く離れた国の実情を知る機会にもしたい。
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これも一部じゃあ、よく知られた話なんですがね。
といえど、我々には遠い国の出来事ゆえに、
現実感がないですね。
お気楽にチョコレート食ってていいのかな
って思うこともあるんですが、
これが世界の現実なんです。
我々にはどうしようもない現実…
チョコゆえに、ちょこっと苦い話でした。
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