葬儀でありがち!5つのNGマナー
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いつ見舞われるかわからないもののひとつが、不幸。大人になると、突然の訃報に際して焼香に出向く機会も増えるが、特に若い年代だと作法や礼儀を完璧に理解している人は意外と少ないのでは? お焼香の列で前の人のやり方をみて、それにならって“それっぽく”済ませている人が大半だろう。
それだけに、なかにはとんでもないミスを犯してしまう例もあるとか。そこで、葬祭事情に詳しい埼玉県の某寺院住職に「葬儀のありがちNGマナー」を5つ挙げていただいた。
□NG1 通夜振る舞いの席で「乾杯」と発声
通夜振る舞いの席で「献杯!」という掛け声に、ひとりだけ「乾杯!」と重ねてしまい、気まずい空気になるなんてことも多いという。またご遺族に「ご愁傷様です」と言葉をかける例が多いものの、いささか儀礼的で皮肉っぽく感じる人もいるという。声を掛ける場合は「お悔やみ申し上げます」という言い回しのほうが無難だ。
□NG2 通夜だからといって、平服で参列する
通夜は故人と親しい人が「急いで駆けつける場」という意味がある。それだけに「お通夜は普段着でいい」と思っている人も少なくない。だが、実際の会場では、ほとんどの参列者が喪服に身を包んでいる。現実問題として、当日になるまで通夜があることを知らなかった、というケースはあまりないはず。本当にそうなら平服でも構わないが、そうでもないのに平服で参列するのは失礼。悪意はないかもしれないが、厳しい言い方をすれば「取るものも取りあえず駆けつけた」ふりをしていることになってしまう。大人になったら、やはり黒の礼服を一揃え用意しておこう。
□NG3 気を遣わせるからといって、早々と帰る真夏や真冬は、通夜の焼香列に並ぶのはつらいもの。そのせいか、焼香を済ませた途端、すぐに帰ろうとする人がいる。もちろん、仕事が忙しかったり、傷心の遺族に気を遣って…という人もいるだろうが、通夜振る舞いの料理に手をつけず早々に帰ることは、故人や遺族に対して失礼に当たる。時間が許せばなるべく断らず、口をつけて帰ろう。
□NG4 参列できないから、スルーする
一般的に通夜と葬儀を1日ずつ分けて行うのは、多くの人に来てもらうためという側面もある。どうしても参列できない場合は弔電を打ったり、ほかの参列者に香典を預けるようにしよう。後日あらためてお参りに伺うのでもいい。遺族は後日「誰が参列したのか」をチェックすることになる。故人や遺族と付き合いがあったにもかかわらず、会葬者リスト名前がなければ、遺族が心証を害しても不思議ではない。参列できない場合も、必ず真心を尽くそう。
□NG5 焼香時に柏手(かしわで)を打つ
一般的な通夜や告別式では一列に並んで焼香を行うが、その際にまさかの“柏手”をする人が稀にいるという。あまりの事態に読経中のお坊さんも動揺し、一瞬お経が止まってしまった例もあるとか。遺族の目の前で不慣れな行為を行うだけに緊張してしまうのかもしれないが、落ち着いて列の前の人たちの振る舞いを確認しよう。
そのほか、お焼香の列に並んでいる間に別の参列者と談笑したり携帯で通話したり、通夜振る舞いの席で酔って騒いだりしてはいけないのは言うまでもない。葬儀は遺族に気を遣い、厳粛に執り行われるべきもの。“いい大人なのに失礼な人”のレッテルを貼られないよう細心の注意を払って臨みたい。
(米田良太)
(R25編集部)
http://news.livedoor.com/
article/detail/9618741/
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