「今年の冬はもう諦めてる」「店が持つかどうか」…3連休の観光地閑散
松島の観光客はまばらだった(10日) 【読売新聞社】
(読売新聞)
東京都など1都3県で2度目の緊急事態宣言が出てから初の週末。3連休の中日の10日、宮城県内では観光地が閑散としている一方、昨年からの大雪に見舞われたスキー場は県内客でにぎわっていた。
「今年の冬はもう諦めている」。日本三景・松島で遊覧船を営む「丸文松島汽船」の矢部善之所長(47)は、観光客の姿がまばらな様子に肩を落とした。
1日10〜15組の団体客を受け入れる予定だったが、8日の緊急事態宣言後に約10社の大手旅行会社から1月末までの全てのツアーをキャンセルすると連絡があった。今年度は約200校以上の修学旅行がキャンセルになり、売り上げは例年のわずか1割だという。
土産物を販売する「松島観光物産館」も収益は昨年の25%ほどと苦しい状況が続く。関西圏からの修学旅行客の予約が入っているが、井上博文店長(48)は「関西圏でも緊急事態宣言が発令されたらどうなるのか」と懸念し、「どうすればいいのかわからないと言うのが率直な気持ち。店が持つかどうか不安は尽きない」と胸の内を吐露した。
一方で、スキー場には多くのスキーヤーらが訪れている。「スプリングバレー仙台泉スキー場」(仙台市泉区)は例年より10%ほど客が増えている。大雪の影響で昨年末にはスキー場内にある12本全てのコースをオープンすることができたのも影響しているという。
担当者は「近場で休日を過ごそうという県内客が増えている。コロナ対策に協力してもらいつつ、スキーを楽しみに来てほしい」と呼びかけた。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/
business/20210111-567-OYT1T50061.html
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