「バナナ共和国」「恥さらし」…共和党内からトランプ氏批判や敗北認める声
ドナルド・トランプ米大統領(左)と、ニュージャージー州前知事のクリス・クリスティー氏(2017年10月26日撮影)。(c)JIM WATSON / AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】米共和党内で大統領選の結果をめぐり、民主党のジョー・バイデン前副大統領の勝利を認めたり、少なくとも政権移行に向けて連邦資金を拠出するよう一般調達局に求めたりする声が広がりつつある。
ドナルド・トランプ大統領が選挙結果を認めず、根拠のない不正の主張を繰り返す中、バイデン陣営は機密情報の絡んだ国内外の政策問題に関するブリーフィングを受けられずにいる。中でも急を要するのは、米国で猛威を振るう新型コロナウイルス流行への対応だ。
こうした中、2016年大統領選後にトランプ氏の政権移行チームに携わったクリス・クリスティー前ニュージャージー州知事は、米ABCテレビの番組で、トランプ氏の弁護団を「国民的恥さらし」と批判。もはやGSAが政権移行資金を拠出すべき時だと述べた。
また、CNNに出演したメリーランド州のラリー・ホーガン知事は、トランプ氏の振る舞いのせいで米国が「バナナ共和国」のように見られつつあると述べ、政情が不安定で指導層が腐敗した途上国をやゆする表現を用いて非難。その後ツイッターに、「(トランプ氏は)ゴルフをやめて敗北を認めよ」と投稿した。
下院共和党ナンバー3のリズ・チェイニー議員は、大統領選で不正があったとの主張を弁護団が証明できなければトランプ氏は「選挙プロセスの神聖さを尊重」すべきだと主張。
熱心なトランプ氏支持者として知られるデビン・ニューネス下院議員さえも、バイデン氏について「大統領選で成功を収めた」とFOXニュースに語り、遠回しにトランプ氏の敗北を認めた。
バイデン氏は、大統領選の結果を覆そうとのトランプ氏の試みをよそに、来年1月20日の大統領就任へ向けた準備を進めている。バイデン氏が首席補佐官に指名したロン・クレイン氏は22日、ABCの番組「ディス・ウイーク」の中で、バイデン氏が24日に閣僚人事を発表すると明らかにした。 【翻訳編集】AFPBB News
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