
<菊花賞>アリストテレスとの叩き合いをクビ差抑えて優勝したコントレイル(左)
(スポニチアネックス)
クラシック3冠競走最終戦「第81回菊花賞」(G1、芝3000メートル)は25日、京都競馬場で行われ、福永騎乗のコントレイル(牡3=矢作)が優勝。秋華賞のデアリングタクトから2週連続で無敗3冠馬が誕生した。2着にアリストテレス(牡3=音無、父エピファネイア)、3着にサトノフラッグ(牡3=国枝、父ディープインパクト)が入った。
2011年オルフェーヴル以来史上8頭目の3冠馬となり、無敗での達成は1984年シンボリルドルフ、2005年ディープインパクト以来史上3頭目。父はディープインパクトで親子3冠は史上初。米国で父ギャラントフォックス(30年)&子オマハ(35年)の達成例はあるが、世界的にも極めて珍しい記録。
鞍上の福永はコントレイルとともに初のクラシック3冠。JRA・G1通算28勝目。同レースは13年のエピファネイア以来の勝利となり、43歳10カ月17日で最年長3冠ジョッキーとなった。これまでの記録は83年ミスターシービーで3冠を制した吉永正人の42歳0カ月27日。また、クラシック通算10勝目で保田隆芳、岡部幸雄、武豊に続く4人目の快挙。
偉業を達成した福永は「思っていた以上に接戦になった。相手の脚もよかったのでなんとかしのいでくれと思っていたが、馬が頑張ってくれた。改めて凄い馬だと思った。いいスタートを切ってくれたが、折り合い面でうまくリラックスさせることができなかった。2着馬がずっと後ろにいて、コントレイルがエキサイトしていたが、なんとか我慢してくれた。最後の直線は、相手の馬の手応えがよくて“まずいな”と思ったが、馬を信じて強い気持ちでいた。本当に長い距離お疲れ様と声を掛けたい」と相棒を称えた。
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