
阪神・藤川球児
(サンケイスポーツ)
阪神は31日、藤川球児投手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。コンディション維持が困難として本人から申し入れがあり、球団が了承した。オンラインで取材に応じた谷本球団副社長兼本部長の主な一問一答は次の通り。
◇
「藤川球児選手から、今シーズン限りでの現役引退の申し出を受けました、球団として了承いたしましたので、そのご報告であります。理由といたしましては、本人から聞いた話ですけども、1年間を通じてコンディションを保つのが年々難しくなってきておりまして、『体が実をいうと悲鳴をあげている』というのが1つでございます、もう1つは『チームに非常に迷惑をかけている』と。現状の彼の状態をそのまま申し述べさせていただきますと『野球人生についてまったく悔い、後悔はない』ということでございましたけど、今シーズンを諦めたというわけではまったくなくて、9月中を目指してチームの戦力になるよう仕上げていっている状況であるということでございます」
(中略)
「(藤川は阪神)球団に対しては、ドラフト1位で指名してもらい、その後MLB、それから高知球団の経験を経て、阪神タイガースに復帰させてもらって本当に感謝しかないという言葉をもらっております。球団からは逆に名球会入りの条件であります、あと5セーブの達成ということはもちろん、矢野監督を胴上げするための活躍というのをお願いし、本人からも必ず今シーズン戻ってきますのでということで約束をしてもらっております」
−−藤川の様子は
「私自体は電話でしか話をしておりませんで、努めて明るく、いってきたというのが事実であります」
−−明るい様子だった
「ただ話を聞くとかなり深刻、体自体は本当にもう悲鳴をあげていると先ほど申し上げましたけど、お医者さんからも簡単にいうと、もういいんじゃないかといわれるくらい、結構大変な中でやっているというのが事実であります」
−−シーズン途中で決めるほど体に痛みがある
「いろんなところがこれまでの戦いの中でやはり、疲労の蓄積というんですか、いろんなところがしんどくなっているというのが事実のようです」
−−今季限りで引退ということは今すぐリタイアするわけではない
「そうですね、今シーズン限りということです。まだまだこれから戦いは続いていきますので、われわれは日本シリーズを目指して頑張っていますので、そこまで戦い続ける意思を示してくれたということです」
−−引退試合などは難しい状況だが、球団として考えは
「そこはまだ考えに至っておりません」
−−今後、引退後のポストについて
「そちらについてもまだ考えておりません」
−−出場選手登録の抹消は右上肢のコンディション不良だった。状況は
「そこは控えたいと思います。簡単にいうと、藤川くんの言葉でいうと手術が必要なレベルだという風に聞いております」
−−来季以降について。球団としてのスタンスは
「もちろんそういう選手であるからこそこういった対応をしているわけでして、今後についてはおいおい話していきたいと思っております。ただ藤川くんの本意は来年のことを話すのではなくて、今季にかける思いというのをみなさんにお伝えしたいということだろうと思ってますので、今はそういった話は控えたいというのが心情であります」
https://news.goo.ne.jp/article/sanspo
/sports/sanspo-tig2008310017.html
- 関連記事
-
テーマ : 阪神タイガース
ジャンル : スポーツ