分散する小池氏批判票…都知事選、コロナ禍で異例の展開
分散する小池氏批判票…都知事選、コロナ禍で異例の展開
18日告示の東京都知事選(7月5日投開票)をめぐっては、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮で小池百合子知事(67)が注目を集める一方、この4年間の小池都政への批判票が分散する構図が浮かび上がってきた。
都議会で対立してきた自民党は候補を擁立せず、小池氏は、立憲民主党などの野党3党の支援を受ける元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)と、れいわ新選組の山本太郎代表(45)らの間で競い合うことが予想される。
■「3密」回避…街頭演説見送り
「都民の命を守り感染拡大防止対策を強化する」。
小池氏は15日、都知事選で掲げる政策発表の記者会見で、新型コロナ対策を前面に打ち出した。選挙中は感染リスクのある「3密」を避けるために街頭演説は行わず、知事の公務に注力する方針。政党からの推薦を求めない姿勢も見せた。
強気の背景には、都内には無党派層が多い上、各政党の事前調査で小池氏が先行していることもあるとされている。今回の都知事選で自民党は蜜月関係にある二階俊博幹事長が小池氏支援を鮮明にし、自主投票とした。
独自候補擁立を模索してきた自民都連内では不満もくすぶり、関係者の一人は「都連の力をあてにする必要もないと踏んだのだろう」と自嘲気味に話す。
■分かれた野党対応
一方、野党の対応は分かれた。立憲民主や共産、社民の3党は宇都宮氏を支援。国民民主党は小池氏がかつて立ち上げた旧希望の党と旧民進党が合流した経緯もあり、自主投票を決めた。
15日に出馬を表明したれいわ新選組の山本氏は「小池知事の票を削る」と強調するが、小池氏への批判を展開している宇都宮氏の陣営関係者は「野党票が山本氏に流れる可能性もある」と懸念する。
都知事選には他に、日本維新の会が推薦する元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)らが出馬する予定だ。各陣営が新型コロナの感染防止対策に取り組む異例の選挙戦が展開される見込みで、コロナ禍の投票率にも注目が集まる。
産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/18426640/
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