レムデシビルとファビピラビル
今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の場合
緊急を要するから、厚生労働省の対応は
当然と言えば当然かもしれない
この抗ウイルス薬の効果に期待しようか
新型コロナウイルス感染症の治療薬候補の抗ウイルス薬「レムデシビル」を米国が認可したことを受け、厚生労働省は2日、緊急時に審査手続きを大幅に短縮できる「特例承認」を適用し、薬事承認する手続きに入った。【AFP時事】
この抗ウイルス薬を投薬して劇的な回復が見込めるならいいと思う
特に重症患者に対しての効果に期待したい
ただ、レムデシビルが不足するんじゃないかという心配もあるし
そもそも劇的な効果が得られるのかも分からないけどね
(もちろんインフルエンザ薬のタミフルみたいに何らかの副作用が問題化することもあるだろうが…)
ところで
アナウンサーの赤江珠緒さんが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2、または2019-nCoV)に感染し
再検査で肺炎と診断されて入院中だが
アビガンを投与し、肺の状態が改善されているとか
このアビガンだが
投与される人、されない人がいる
っていうことで、様々な憶測が飛び交っているが
その辺りも赤江さんがラジオ番組にメールで答えてくれている
以下引用
入院してから、アビガンを処方してもらい、肺の状態が改善しています。ただ、皆様、ご承知の通り、このアビガン、催奇形性(胎児に奇形を起こすこと)などの副作用があるということで、まだコロナへの認可が下りていません
結果、現在、アビガンの研究を行っている機関と、そこに研究対象グループとして申請した病院しか使えないというのが現状のようです。ですので、ちまたでは、アビガンが使える人と、使わない人の差は何? 医療関係者にコネでもあるの? なんていう臆測まで飛び交っていますが、そういうことはないようです
患者は入院の病院を選べませんが、たまたま、その病院が申請を済ませていた場合、使える、そうでなければ使えないというのが現状のようです
この申請が、必要書類などがかなり多く、大変な作業だったと医療現場の方から聞きました
この薬のメリット、デメリットのバランスが難しいので判断が難しいところですが、私は悪化しすぎる前の、タイミングの良いところで投与できた感があります。なぜ使う、使わないに差があるのか、私も疑問でしたので、院内の先生方にうかがい、分かった範囲でご報告いたしました
以上
アビガン(ファビピラビル)も抗インフルエンザ薬なんだが
特許が切れてるから
中国ではジェネリックも出回ってるんだよね
こちらも今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者に
研究として投与して一定の効果が認められてるけど
まだ認可には至らないんだ
なんで認可されていないかという理由は
アビガンは日本国内で開発されていて
海外で新型コロナの治療薬として承認を受けていない
だから特例承認が適用できない
特例承認には海外で認可される必要がある
ということで日本国内の通常の審査を受けなければ認可されない
これが時間がかかるんだね
アビガンに効果ありかもということで
治験が始まったのが3月末で終了予定は6月末
そこからデータ解析して申請をしてから審査
という流れになると
早くても承認されるのは年内いっぱいはかかるだろう
という見込みです
ただしアビガンも催奇形性の副作用があるからね
妊婦さんなんかには当然使えない
下手すりゃ過去のサリドマイドみたいな薬害問題の可能性もあるかもしれないし
取り扱いには慎重にならざるを得ない
まあ、どんな薬でも副作用はあるから
結局その辺のメリット、デメリットの問題だよね
それよりも感染しないことに気を付けましょう
やっぱ手洗い、うがい、人に会わない、接触しない
ぐらいしかないんだよ
- 関連記事
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ