「早すぎる外出規制解除」に警鐘 感染再拡大の恐れも WHO
全土が封鎖されているスペインのマドリードで、閑散としたプエルタ・デル・ソル広場で自撮り写真を撮る女性(2020年4月10日撮影)。(c)OSCAR DEL POZO / AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】世界保健機関は10日、新型コロナウイルス感染症の拡大抑制のために実施されている外出規制の解除が早すぎれば、感染の再拡大につながる恐れがあると警告した。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、スイス・ジュネーブで行ったオンライン記者会見で、世界人口の約半数が何らかの外出制限下にある今、一部の国で制限の緩和が検討されているが、早すぎる緩和は危険だと述べた。
テドロス氏は、規制を緩和する前に考慮すべき要素として、以下の6つを挙げた。感染が抑制されている公衆衛生サービスが十分提供されている介護施設における流行リスクが最小限に抑えられている職場や学校で予防措置が講じられている国外からウイルスが持ち込まれるリスクが管理されている地域社会が規制緩和を認識し、関与している。
新型コロナウイルスによる世界の死者数は10万人に達した。AFPの集計によると、新型ウイルスが中国で初めて確認された昨年12月以降、世界の感染者数は160万人を超えている。
テドロス氏は、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスを例に挙げ、被害の大きい欧州の一部の国で感染拡大が鈍化している兆候があることを歓迎した。
しかし、テドロス氏は他の地域で流行が「驚異的に加速」することを警告し、特にアフリカでは非都市部で感染が確認され始めていると指摘した。 【翻訳編集】AFPBB News
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afpbb/world/afpbb-3278132.html
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