ガーゼも布も…クリップひとつで早変わり 「なんでもマスク」に問い合わせ殺到

問い合わせが殺到している「なんでもマスク」の着用イメージ＝エイワイジュディ提供

(毎日新聞)

　ガーゼやクロスがマスクに早変わり−−。

　３０〜４０代の働く女性をターゲットにした生活雑貨の企画・販売を手掛ける「エイワイジュディ」（長野県小諸市）は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、マスクの品薄状態が続いていることを逆手にとり、自宅にあるガーゼやクロスをマスクにできるゴムひも付きクリップ「なんでもマスク」を発売した。

　身近にあるガーゼやキッチンペーパーの端に、ゴムひもの先端にあるクリップを挟めば「マスク」になるというアイデア商品。ツイッターなどで話題になり、問い合わせが殺到しているという。

　新型コロナウイルスの影響により、自社の製品を納めている雑貨店や専門店の営業時間が短縮。外出の自粛要請で買い物客も売り上げも減少した。

　土屋香南子社長は「本来は新生活が始まる３〜４月に売り上げが伸びるのに、注文が減るばかりでかなりの痛手だった。何とかしたいと考えて生まれたのが『なんでもマスク』です」と話す。

　なんでもマスクは、２本１組で８８０円。白、グレー、ピンク、青の４色を用意した。既に用意した分が完売したため、１３日以降に順次、入荷する予定という。サイト（ｈｔｔｐｓ：／／ｉｔｅｍ．ｒａｋｕｔｅｎ．ｃｏ．ｊｐ／ａｙｊｕｄｉｅ／ｓ３２−００１／）から購入できる。【坂根真理】
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