中国の黄檗文化団体、日本の黄檗宗にマスク7万枚寄付
中国の黄檗文化団体、日本の黄檗宗にマスク7万枚寄付
【新華社福清3月14日】中国福建省福清市の黄檗(おうばく)文化促進会と福山寺が日本の一般社団法人黄檗文化促進会と共同で、日本の黄檗宗大本山・万福寺(京都府宇治市)に寄付するマスク7万枚が10日、福清市から発送された。日本到着後は同寺を通じて社会各界に届けられる。
マスクが入った段ボール箱には「東西互照、道義撐持(東西が互いに助け合い、道義によって支え合う)」と書かれた紙が張られていた。黄檗文化促進会の林文清(りん・ぶんせい)会長は、中国で新型コロナウイルスの感染が広まった時期に日本の黄檗宗は「中国頑張れ」と声を上げたと説明。「東西互照、道義撑持」は明末に日本に渡り、日本の黄檗宗の開祖となった隠元禅師の言葉で、互いに見守り助け合い、困難を乗り越えるという今の中日両国人民の道義精神を体現していると語った。
福清市福山寺の住職を務める賢済(けんさい)法師は、中国国内の新型コロナは効果的に抑制されているが、日本では日増しに厳しくなっており、マスク不足も深刻になっていると指摘。日本の各界は今回のウイルス感染拡大で中国に多くの支援をしたとし、「我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報ゆるに李(すもも)を以ってす(受けた恩義は必ず返すの意)」という言葉を挙げ、ウイルスに対して中日両国は呼吸を共にする運命共同体であり、互いに協力し、手を携え共に感染と闘う必要があると語った。
福清市は隠元禅師の故郷であり、同市漁渓鎮にある万福寺は日本三禅宗の一つ黄檗宗の祖庭(発祥地)でもある。福清市の黄檗文化促進会は2015年の設立以来、黄檗文化と隠元禅師の精神を懸け橋と絆として、中日民間交流の促進と文明の相互学習に力を入れてきた。
日本の黄檗文化促進会は、中国旧暦新年東京タワーレッドライトアップ実行委員会の主要メンバーとして、日本の各界と共に東京タワーの「中国紅(チャイナレッド)」ライトアップに取り組んでいる。今年の旧暦大みそか(1月24日)にライトアップを実施したほか、2月18日にも点灯を行い、新型コロナウイルスと闘う中国と日本の人々にエールを送った。(記者/陳旺)
新華社通信
https://news.livedoor.com/article/detail/17966403/
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