WHO「歴史的に最も野心的な封じ込め対策」…中国の措置を評価、初期対応には問題点指摘

読売新聞
【香港=角谷志保美】世界保健機関(WHO)と中国の合同専門家チームは、新型コロナウイルスに関する報告書を発表した。中国政府の対応について「おそらく歴史的に最も野心的で迅速かつ積極的な封じ込め対策だ」などとおおむね高く評価したが、初期段階の対応で問題点を指摘した。
合同チームの調査は2月16〜24日、感染の中心地である中国湖北省武漢市や南部の広東省などで行われた。
報告書は、中国の人々が公共交通機関の停止、外出や移動の制限など「最も厳しい封じ込め対策を理解し、実行した」と指摘し、これにより感染が大幅に抑えられたとした。
一方で、課題として「早期の警戒と迅速な対応を展開する障害を取り除く」必要性を挙げた。武漢市で昨年末、原因不明の肺炎の流行が始まった際、地元政府がすぐに情報を公開しなかったことなどが念頭にあるとみられる。国際社会との情報共有について改善の余地があるとも指摘した。
また、専門家チームの分析によると、感染者の中で18歳未満の子供が占める割合は2・4%にとどまった。その多くは、感染者の家族としての追跡調査により感染が判明した。子供から大人に感染が広がった事例は確認されなかったという。ただ、子供が大人に比べ感染しにくいかどうかや、症状が軽いかどうかといった点については、「今のデータでは判断できない」とした。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/
world/20200229-567-OYT1T50235.html
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