エルビスそっくりさん世界一目指す
(東奥日報)
8月に米国で開かれるエルビス・プレスリーのそっくりさん世界一を決めるコンテストに、青森市の歌手「エルヴィス・トキ」こと土岐豊一(とき とよかず)さん(53)=東北町出身=が初出場する。1月の豪州予選で優勝し、世界大会の切符を勝ち取った。21歳でプレスリーに魅了されて県外で芸能活動を始め、帰郷後は仲間に支えられてつかんだ大舞台。土岐さんは「青森にいなかったら、いまの自分はない。世界一になって恩返ししたい」と意気込む。
183センチの長身にリーゼント、もみあげ姿。サングラスや派手なジャンプスーツで身を固め、時に激しく時に甘く歌い上げる−。土岐さんはプレスリーの「インパーソネーター(そっくりさん)」として国内外の大会に出場している。
50歳を機に目指したのが米メンフィスで開かれるプレスリー財団公認の世界大会。ここ数年、国内予選に出場するも代表権を逃し続けた。今年は知人の勧めで豪州予選に出場、現地の強豪を抑えて頂点に立った。
「150曲の持ち歌のうち発音に自信があるのは数曲だけ」と苦笑しつつ「豪州のエルビスファンの魂も背負ったので、世界大会に参加できた程度の感覚では済まない」。帰国後に早速、英語を勉強し始め、太めの体形改造に力を注ぐ。
芸歴32年目。仙台でアルバイトをしながら芸能活動を続けたが、2011年の東日本大震災で仕事が減った。そんな時、青森の知人らが「仙台でなくても青森でやればいい」と声を掛けてくれた。12年に青森市でライブバーを開業、新たな一歩を踏み出した。
「相棒」もできた。ユニット「青森中年ローカルスターズ」を組む俳優ささきまことさん(59)とタレント横山ひできさん(52)。活動で悩んだ時、ささきさんの言葉に救われた。「ポリシーはどうでもいい。見て聞いてくれる人がただ楽しんでくれればいいじゃないか」「エルヴィスの歌には説得力がある。だから歌ってくれ」。普段は褒めない人だけに、自信を持つことができた。
ささきさんは現在、胃がんで闘病中、横山さんも昨年、体調を崩し一時入院生活を余儀なくされた。「自分に与えられた才能がプレスリーを歌うことなら、せめてもの恩返しは世界一になること」。今度は、自分がささきさんらにエールを送る番だという。
世界大会で歌う曲は決めている。プレスリー自身が大好きで、よく歌ったというゴスペル「輝く日を仰ぐとき」。土岐さんにとっても大きな大会で歌って高評価を受けた思い入れのある曲。「プレスリーの曲にはたくさんの愛を感じる。特に彼と同時代を過ごした人の前で歌うと自分の心もきれいになる。だから、きちんと伝えられるよう一生懸命に歌いたい」。“青森のプレスリー”が念願の舞台で輝く時まであと半年だ。
https://news.goo.ne.jp/article/toon/
region/toon-20200204103153.html
- 関連記事
-
- 深田恭子、白ワンピ&エプロン姿で「撮影の合間に海とかビーチに行きたい!」 (2017/06/23)
- NHKの受信契約裁判、NHKは勝ったのか? 負けたのか? (2017/12/15)
- 乙女キャラで人気だった楽しんごの現在 今はセレブな実業家? (2018/12/09)
- 『24時間テレビ』視聴率歴代2位も、募金額が激減!「感動ポルノの限界か?」 (2017/08/29)
- 深田恭子「はいていますか?」卓球・水谷隼への“ドS”質問が、大反響! (2016/10/02)
- 「ガイアの夜明け」が再びレオパレス21の不正を暴露 界壁補修調査1棟も終わっていないのに98%以上完了と発表 (2019/02/08)
- 貴乃花親方“無断テレビ出演”で心境激白の波紋 (2018/02/09)
- 北海道なめんなよ!沢尻エリカ「母になる」の墓参シーンに道産子が激怒 (2017/04/18)
- スマスマ最終回ゲスト「KinKi Kids」説が有力? SMAP“直属の後輩”の中立派 (2016/10/07)
- 視聴率のために時間調整!林家たい平「100kmマラソン」のゴールをスタッフが阻止 (2016/09/01)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ