『ドラえもん』全45巻、6年ぶり一斉に緊急重版 0巻「記録的な売れ行き」注文殺到
一斉に重版された『ドラえもん』既刊全45巻の表紙 (C)藤子プロ/小学館
(ORICON NEWS)
小学館が25日、人気漫画『ドラえもん』既刊全45巻を2013年以来6年ぶりに一斉に重版したことを発表した。11月27日に発売された23年ぶりの新刊『ドラえもん 0巻』が記録的な売れ行きを見せており、各書店から0巻のほか既刊全45巻の注文も殺到しているため緊急重版を実施。担当者は「原作コミックが大きなムーブメントになりつつあります」と大反響に驚いている。
『ドラえもん 0巻』は、発売前2度の重版、発売日にさらなる重版を実施したことが先月29日に発表されていたが、その後も版を重ねて、きょう25日出来重版で発売1ヶ月で累計40万部を突破した。また、12月6日発表のオリコン「週間コミックランキング」で、トップテンに今年のヒット漫画『鬼滅の刃』7巻分がランクインする中、第2位にランクイン。この反響に担当者は「予約が殺到して、コミックス発売前の重版を2度も行ったのは、小学館史上初です」と異例のことだと説明した。
そして、全国の書店では『0巻』発売を受けて、大々的に『ドラえもん』コーナーを設けており、既刊全1〜45巻を面陳していることから既刊の注文が殺到し、今回、既刊45巻も緊急大重版する運びになった。
なお、この反響に感謝の意味も込めて、28日より全国約3000軒のフェア参加書店で、『ドラえもん』第1〜45巻購入者に大型「てんコミドラステッカー(全45種)」がもらえるフェアを開始。ステッカーはてんとう虫コミックスの表紙を模したものとなっている。
『ドラえもん 0巻』は、『ドラえもん』の連載50周年を記念して企画されたもの。1969年に小学館の6つの雑誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』)にて連載がスタートしたが、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在しているため、発売される0巻は全6種類の異なる第1話を完全収録。てんとう虫コミックス『ドラえもん』としては1996年のコミックス第45巻発売以来、実に23年ぶりの最新刊となった。
その6種類ある幻の第1話を、当時の掲載時の状態ほぼそのままに収録(カラーページも完全再現)し、読み比べができる形にしており、ある第1話では、ドラえもんが「ひみつ道具」を使わなかったり、ジャイアンの顔が穏やかでかわいい姿だったりと、初期段階の構想を見ることができる。
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