柿の種とピーナツの「ベスト比率」変更を検討 「亀田の柿の種」人気投票うけ
配合比率変更の検討対象商品「200グラム 亀田の柿の種 6袋詰」=亀田製菓提供
(毎日新聞)
米菓大手の亀田製菓(新潟市江南区)は5日、主力のロングセラー「亀田の柿の種」の、柿の種とピーナツの配合比率(重量比)変更に向けて検討を始めると発表した。現在の比率は柿の種6、ピーナツ4だが、先月まで実施した消費者投票で「7対3」の人気が最も高かったことから、同比率を軸に検討する。
「国民投票」と題して消費者が投票するキャンペーンは、SNSなどで10月1日〜11月27日に実施、25万5903票の投票があった。首位の7対3が7万5598票と全体の約3割を占め、2位の「8対2」、3位の「6対4」などを大きく引き離した。
シリーズで最も売り上げの多い「200グラム 亀田の柿の種 6袋詰」が変更検討の対象。ただ、配合比率の変更には、賞味期限や保存方法など多くの検討事項があり慎重に確認する必要があるという。このため、比率を変更した商品の投入時期や、実際の変更比率が7対3になるかなどは現段階では未定。
亀田製菓によると、柿の種は、「ビールのつまみ」から「おやつ」へと、消費者像や利用シーンが変わってきているという。このため、同社はベストの比率について利用者の声を聞き、場合によっては比率も見直すとして投票を実施。また、米菓一本足から食品メーカーへの転換を掲げており、変化する会社の象徴として、主力商品の見直しに踏み込むことも必要と判断した。
柿の種は1966年に発売された米菓売り上げ首位の人気商品。発売後の数年間は配合比率が7対3、5対5と変わったが、70年代後半以降は40年以上にわたり「ベスト比率」として6対4を維持していた。【増田博樹】
◇「柿の種」と「ピーナツ」比率の消費者投票結果
順位 比率 得票数(得票比率)
1 7対3 75598(29.5%)
2 8対2 48505(19.0%)
3 6対4 45693(17.9%)
4 5対5 35713(14.0%)
5 9対1 17935( 7.0%)
6 4対6 11492( 4.5%)
7 10対0 9380( 3.7%)
8 3対7 6744( 2.6%)
9 2対8 2765( 1.1%)
10 1対9 1269( 0.5%)
11 0対10 809( 0.3%)
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/trend/
mainichi-20191205k0000m020174000c.html
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