仏住宅の台所で見つかったチマブーエの絵画、29億円で落札 中世絵画では最高額
フィレンツェ派絵画の祖チマブーエが描いた「あざ笑われるキリスト」。仏パリで(2019年9月23日撮影)。(c)Philippe LOPEZ / AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】フランスの住宅の台所で見つかったイタリアのルネサンス初期のフィレンツェ派絵画の祖チマブーエによる作品「あざ笑われるキリスト」が27日、競売にかけられ、落札予想価格の約5倍の2400万ユーロ(約29億円)で落札された。
競売を主催したパリ郊外の町サンリスのオークションハウス、アクテオンは落札者の身元を明らかにしていない。
チマブーエ(本名 チェンニ・ディ・ペーポ Cenni di Pepo 1302年ごろ没)は先駆的な初期の画家であり、その作品が競売にかけられたことは過去数十年間なかった。
諸経費を含めた落札価格は、落札予想価格400万〜600万ユーロ(約5億〜7億円)を大幅に上回った。アクテオンによると、今回の落札価格は中世絵画としては最高額、中世および古典派巨匠絵画としては8番目に高い価格となる。
これまでの最高価格は、2017年の競売でイタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチのものとされる絵画「サルバトール・ムンディ(救世主)」が落札された時の4億5000万ドル(約490億円)だった。
チマブーエの作品の衝撃的な発見を先月発表した専門家らによると、この絵画はフランス北部の町、コンピエーニュに住む女性が所有していたもので、この女性宅の台所と居間の間の壁に掛けられていた。 【翻訳編集】AFPBB News
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