
熱闘が展開される甲子園 【報知新聞社】
(スポーツ報知)
◆第101回全国高校野球選手権大会
佐々木朗希投手(3年)擁する大船渡を倒し、甲子園に乗り込んだ花巻東(岩手)をはじめ、「脱・丸刈り」が話題になっている今大会。スタンドから応援するファンたちはどう考えているのか。「時代に合わない」として、「脱・丸刈り」を擁護する声もある。一方で、「丸刈りの方が球児らしくて良い」など条件付きで反対する意見もあり、反応は様々だ。
来年から高校球児になる中学3年の野球少年と訪れた群馬県伊勢崎市の会社員男性(58)は「野球だけ丸刈りにするのは不自然。長すぎのは良くないが、大学野球の選手ぐらいの長さで良いのでは」と提案する。
静岡県浜松市の会社員男性(62)も「自由な髪形にするのが良い」と言い切る。「決められたことを言われた通りにする時代ではない」と球児の主体的な判断に一票を投じる。
丸刈りに一定の理解を示す声も。家族4人で観戦した大阪府吹田市の40代女性は「オシャレ」な丸刈りを推奨する。「長すぎると暑いと思う。息子2人が散髪するときはオシャレな丸刈りにしてもらう」と紹介した。
20代男性も「球児らしくて良いが、時代に反しているような気がする。強制は良くないし、自由にしては」と話す。
「脱・丸刈り」で注目を集めた花巻東の佐々木洋監督は9日の試合後、「高校野球界では伝統と経験だけで受け継がれていることがある。もちろん良いものもあるが、丸刈りだけでなく、フラットに見直していかないと。守っていくものと変化させるべきものがある」と説明した。
球数制限や熱中症対策などの課題が挙げられ、注目が集まる令和最初の夏の甲子園。球場やテレビで球児の活躍を見守る際、彼らの髪形に注目するのもいいかもしれない。(中間 卓也)
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/
sports/20190810-134-OHT1T50118.html
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