「京都牛・雅」世界へ まろやかな脂肪、柔らかい口当たり
京都市中央食肉市場で輸出第1号として出荷された「Kyoto Beef 雅」=同市南区で2019年2月16日、中津川甫撮影
(毎日新聞)
京都市中央食肉市場(南区)から16日、京都産のブランド和牛肉「Kyoto Beef 雅(みやび)」がタイへの輸出に向けて出荷された。同市場から海外へ出荷する第1号。今後は輸出量を増やすと同時に米国やEUなど輸出先も広げ、松阪、神戸、近江をしのぐ高品質の「京都ビーフ」として世界的な知名度アップを狙う。【中津川甫】
同市場は昨年11月、同国とマカオへの牛肉輸出施設としての認定を取得した。これまで輸出用は牛を府外に運んで食肉処理してきた。今回、京都市中央食肉市場で処理することで、輸送コストの軽減などにつなげられる。
雅は▽品種が黒毛和種▽飼育期間中、府内での飼育が最も長い▽「京のこだわり畜産物生産農場」に登録の農場で1年以上肥育し出荷▽牛肉輸出認定施設で食肉加工▽枝肉格付けが最高級ランクの「A4〜5、B4〜5規格」――の厳しい認定条件がある。
この日、市場前での式典には輸出業者や生産者らが出席。門川大作市長は「関西には評価が高い牛肉があるが、10年たったら(一番は)『京都肉だな』と思ってもらえると確信している」と期待を込めた。焼き肉の試食会もあり、参加者はまろやかな脂肪の味が口に広がる柔らかい雅を堪能した。
この日出荷された肉は、関西国際空港からタイのバンコクに空輸され、高級ホテルやレストランなどで提供される見込み。同市場は雅の輸出量を2022年度に140頭、金額ベースで1億1200万円を目標に掲げている。
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business
/mainichi-20190217k0000m020042000c.html
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