痛くな〜い 「白髪抜き専門店」30分3980円で200本が話題
美容室のような白髪抜き本舗の店内
(AERA dot.)
年齢を重ねると増える髪の悩み。鏡を見るたびに白髪が気になる人も多い。そんな人たちに、ちょっと気になる店が昨年9月、東京・赤羽にオープンした。その名も、「白髪抜き本舗」。
「美容室ではよく白髪染めをしますが、抜くだけのお店は日本初ではないでしょうか」
こう語るのは経営する高見澤豪さん。赤羽駅から徒歩5分ほどのお店はおしゃれな外観。店内は明るく、美容室のようなインテリアだ。席数は一つで、白髪を抜くためのピンセットが複数並べられている。
オープンのきっかけは高見澤さんの体験だ。
「自分に白髪があり、抜いてほしくてお店を探したところ、ネットで検索しても見つからなかった。同じ悩みを持つ人がいると思い、自分でオープンしました」
客層は女性が3割、男性が7割。白髪が気になり始める「アラフォー」世代が中心だ。名古屋や大阪、福岡といった遠方から来る人もいたという。
「駅前のマッサージとは違い、ふらっと来る人はいません。基本的にネットを見て予約してくれます。子供や奥さんらに抜いてもらっていたけど、手に負えなくなってしまったケースが目立ちます」(高見澤さん)
お客さんの中にはアトピーなどで髪を染められず、どうしても抜きたいという切実な人もいる。
気になるお値段は、税込み30分3980円で200本ほど抜くコースから。おすすめは60分7480円だが、30分コースから始める場合が多い。新規のお客さんには30分2980円のキャンペーンもある。
ピンセットで抜いて、数はスマホのアプリで測定する。後頭部など目の届かないところから処理してほしいという要望もある。
「僕自身、今まで抜いてきて頭皮に異常はありません。抜いたときに痛いと言う人もいませんよ」(同)
1日のお客さんは平均4人ほどで、一人も来ないときもある。店はまだ赤字だが、抜いてほしいというお客さんがいる限り続けていきたいという。
「白髪はストレスによって増えるケースもあります。多かった時期は離婚の調停中だったという人もいました。白髪は人生を物語っているとも言えるんです」
苦労した証しを抜くほうも気持ちがこもるようだ。(本誌・田中将介)
※週刊朝日 2019年2月22日号
https://news.goo.ne.jp/article/dot/
trend/dot-2019021300034.html
- 関連記事
-
- 「はれのひ」だけじゃない 着物めぐるトラブルが急増 (2018/12/21)
- やきそばではなくリュック!「ペヤングソースやきそば」を忠実再現 (2016/11/24)
- 「1人2体まで」の人形すべて購入、転売目的か (2018/04/02)
- 大友宗麟、最上義光、大内義興……悪評の戦国武将、研究進めば別の顔 (2019/09/21)
- ゆるキャラGP、2020年で終了へ 11年震災復興でスタート、一つの区切り (2017/11/22)
- フランク三浦、勝訴確定 最高裁、ミュラーの上告退ける (2017/03/07)
- 提携解消! スシローと元気寿司の未来予想図 (2019/07/21)
- 京大生の卒業証明書がコンビニで取得可能に - NTT西日本 (2018/08/28)
- 「除夜の鐘」を昼に撞くお寺が増えている 大晦日の深夜でないと困るのはNHKだけ? (2018/12/31)
- LCCピーチと製菓会社、行政がモモを使ったグミを商品化 (2018/12/16)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ