「平成最後のポテチ」なぜ作った? 賞味期限は4月30日、味付けや包装に込めた思いとは…ローソンに聞く
「湖池屋 平成最後のポテトチップス 濃いめのり塩」のパッケージ(一部をトリミングしています)=ローソン提供
(withnews)
「平成最後の日」となる平成31年4月30日。この日を賞味期限とするポテトチップスが本日、ローソン限定で発売されました。パッケージには平成を振り返る言葉がデザインされており、味付けは「濃いめのり塩」です。誕生までの経緯を担当者に聞きました。
税込み165円
皇太子さまの新天皇即位に伴って5月1日に施行される新元号。つまり、4月30日は「平成最後の日」にあたります。
この日を賞味期限とするのが、ローソン限定で本日29日に発売された「湖池屋 平成最後のポテトチップス 濃いめのり塩」(税込み165円)です。
パッケージには「バブル経済」「ゆとり教育」「コギャル」「IT革命」「地域振興券」といった平成を振り返る言葉がデザインされており、下の方には大きく「賞味期限 平成31年4月30日」と印刷されています。
先日この商品の概要が発表されると、ネット上では「素晴らしい企画力」「記念に買ってみよう」といった声が上がっています。
ローソンに聞きました
どういった経緯で企画したのか? ローソンのドライ商品部シニアマーチャンダイザー・和田健太郎さんに話を聞きました。
――この商品を思いついたきっかけは
はじめてお祝い事として迎える元号の変更に対して、普段から身近な存在である「ポテトチップス」でも何かできないかと企画しました。
買い物をしている際に手に取った商品が、たまたま自分の誕生日や記念日などの大切な日だったときに、何げなく取ったはずの商品が特別な商品になるような感覚を商品に落とし込めないか……。
そう考える中で、「平成最後」という日本にとっての特別な日を絡めた商品であれば、みんなにとっての特別な商品になるかもしれない、と考えました。
言葉はどうやって選んだ?
――企画する上で工夫した点は
賞味期限が平成最後の日であることに価値を感じてもらえるような分かりやすいデザインにすることと、それをメディアやSNSを通してより多くの方に伝えるためにどうしたらいいかを、何度も考えました。
また、ただ賞味期限が平成最後というだけでは、お客様に楽しんでもらえないと思ったので、パッケージに平成の出来事をぎっちり入れて、思い出を語り合えるようにしました。
――平成を振り返る言葉はどのようにして選んだのでしょうか
記念になるパッケージなので、担当者自身も濃い思い出に思いをはせながら、時間をかけて選びました。
世代が違っても「こんなことあったなぁ」と話題が広がる言葉を各年代から選び、権利関係などに配慮した上で、普段ポテトチップスと一緒に並ばないギャップがある言葉を並べています。
「濃いめのり塩」にした理由
――パッケージデザインの見どころは
情報をたくさん盛り込んだので、デザインは広告を作るときの要素の配置に近いのではないかと思い、ポスターや本の表紙・帯のデザインにヒントをもらいました。
その結果、普段のポテトチップスのデザインの方向性とは違い、棚で非常に目立つデザインになったかと思います。
――「濃いめのり塩」にした理由は
平成の「濃〜い」思い出と、これからの「濃〜い」未来に思いをはせながら、みんなで楽しく食べていただくためです。
――オススメの食べ方があれば
パッケージに記載されている出来事を思い出しながら、しみじみと味わってほしいです。ちなみに、1つは食べる用、もう1つは鑑賞用にする、という声も聞いております。
――発売前から話題になったことについては
やはり、平成という時代が終わるということは、みなさんにとって大きなことなのだと改めて感じています。
この機会を「ポテトチップス」というみなさんの身近なお菓子を通じて振り返り、また新たな時代を思い浮かべながら、味わっていただければ幸いです。
https://news.goo.ne.jp/article/withnews
/trend/withnews-9019012900001.html
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