アフリカ・ガボンでクーデターか、首都では銃声
ガボン国民に「蜂起」を呼び掛ける兵士ら。動画共有サイト「ユーチューブ」から取得した映像の一場面から(2019年1月7日入手)。(c)AFP / YOUTUBE
(AFPBB News)
【AFP=時事】(更新、写真追加)アフリカ中部ガボンで7日朝、軍の兵士らが国営ラジオを通じて国民に「蜂起」を呼び掛け、「国家回復評議会」が発足するだろうと発表した。同国のアリ・ボンゴ・オンディンバ大統領は昨年10月以降、病気療養のためモロッコに滞在している。
AFP特派員によると、ラジオ放送があった午前6時30分(日本時間同日午後2時30分)頃、首都リーブルビル中心部にある国営テレビ局周辺で銃声が聞こえ、軍用車両が周辺区域を封鎖したという。
声明を読み上げた人物は共和国警護隊の副司令官と自称し、「ガボン防衛治安部隊愛国青年運動」というグループのトップだと名乗った。ソーシャルメディアに流出し、AFPが本物であることを確認した動画には、共和国警護隊の緑色のベレー帽をかぶった兵士3人が映っている。
声明は「われわれは祖国を見捨てることはできない」と宣言し、「ガボンを混沌から救うために、軍がついに国民の側につくことを決意する待望の日がやって来た」と続き、「飲食をやめ、起床し、隣人を起こし、街路を制圧せよ」としてガボン全土の公共の建物や空港を占拠するよう人々に呼び掛けている。
石油資源の豊富なガボンは、50年にわたってボンゴ大統領の一家が支配している。父親の死後、2009年に就任した現大統領は、暴動の発生や不正などで支持率が下がり、2016年の大統領選では僅差で再選された。
【翻訳編集】AFPBB News
https://news.goo.ne.jp/article/
afpbb/world/afpbb-3205342.html
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