山口組組長が初詣 緊張続く厳戒の年明け 神戸
初詣のため参拝する指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(中央)=1日午前0時13分、神戸市灘区篠原北町4、兵庫県神戸護国神社
(神戸新聞)
2019年1月1日午前0時すぎ、指定暴力団山口組(神戸市灘区)の篠田建市(通称・司忍)組長が、総本部近くの兵庫県神戸護国神社へ初詣に訪れ、参拝客でにぎわう境内では、兵庫県警の捜査員数十人が警戒や情報収集に当たった。同じく指定暴力団の神戸山口組(同市中央区)、任侠山口組(尼崎市)との三つどもえの緊張状態が続く中、厳戒の年明けとなった。
篠田組長は神社そばまで車で乗り付け、組幹部らを連れて参拝し、数分で神社を後にした。神戸山口組もほぼ同時刻、18年12月に官報で告示された新本部で年越しの会合を開いた。いずれも目立ったトラブルはなかった。
山口組は15年に神戸山口組と分裂。17年には同組の内紛から、複数の幹部が任侠山口組を結成した。
同年9月には神戸市長田区にある任侠山口組代表宅近くで組員の射殺事件が発生。警察庁は、殺人などの疑いで神戸山口組系組員の菱川龍己容疑者を指名手配している。射殺現場近くでは18年10月にも同組系組員による発砲事件があった。
分裂に伴う事件が全国で相次ぐ一方、山口組が総本部で催すハロウィーン行事には近年、大勢の子ども連れが訪れており、地域ぐるみの暴力団排除は大きな課題となっている。
19年秋には山口組ナンバー2の高山清司若頭=恐喝罪で服役中=が出所を予定。県警捜査員は「神戸、任侠ともに出所を警戒し、緊張が高まっている」と指摘し、情勢の変化や組員同士の衝突に警戒を強める。
https://news.goo.ne.jp/article/kobe
/nation/kobe-20190101001.html
- 関連記事
-
- 練習後走り倒れた女子マネジャー死亡 新潟の高校野球部 (2017/08/07)
- B-1グランプリ 兵庫・明石の玉子焼が優勝 (2016/12/05)
- 観光バス“お断り”へ…春日大社で異例決断 (2019/09/19)
- 「太陽の塔」内部見学、定員500人に応募4万 (2016/10/07)
- 【神奈川県】採用面接中に社長の財布窃盗容疑【横浜市】 (2016/11/22)
- 餅を詰まらせ10人搬送 1人死亡 東京都内 (2019/01/02)
- どんたくパレード中に“盗撮” 55歳男を逮捕 小学生姉妹が被害 小型カメラをスカート下に 福岡市 (2018/05/04)
- 神戸の川に「オオサンショウウオ」何者かが放流か、須磨海浜水族園が保護 (2017/08/12)
- 「高知県産ショウガ」実は「中国産」 青果業社長偽装で逮捕 (2018/12/04)
- ガラス瓶やゴミ袋、マンション31階から投げ捨て容疑 【兵庫県神戸市】 (2018/12/26)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ