最盛期44店「ハリウッド」最後の2店舗も閉店
きらびやかなハリウッド北千住店の店内 【読売新聞社】
(読売新聞)
昭和の薫りを残すキャバレー「ハリウッド」の東京都内の北千住店と赤羽店が30日、閉店する。最盛期、全国44店でサラリーマンらに癒やしを提供してきたが、年の瀬に最後の2店舗の 灯 あかりが消え、約60年の歴史に幕を閉じる。
「月1回のペースで、20年も通ってくださる方もいた。生バンドにキラキラしたステージ、どこか懐かしい店の雰囲気が好きだった」
昭和歌謡が流れ、ミラーボールがきらめく北千住店のフロア。その懐かしく、きらびやかな空間と壁を隔てた控室で、ホステスの女性(30)はお店の思い出を語った。
ハリウッドの歴史は、昭和のよき時代の歴史の一こまでもある。
1960年3月、サラリーマンでにぎわう新橋駅西口に第1号店がオープン。東京五輪を控え、好景気に沸く中、4年後には、約800人ものホステスを擁する5階建て吹き抜けの銀座店が開店した。
オーナーは、その後、「キャバレー太郎」の異名で呼ばれた福富太郎さん。16歳で銀座の喫茶店や中華料理店で働き始め、キャバレーのボーイなどを経験した。
ハリウッドは「健全娯楽としてのキャバレー」をスローガンに店舗を拡大。福富さんの気さくな人柄にもひかれ、客は増えた。作家の遠藤周作や福田赳夫元首相ら著名人も訪れた。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/
nation/20181228-567-OYT1T50063.html
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