羽生、27年ぶり無冠 広瀬が初の竜王奪取
羽生善治=山下浩一撮影
(毎日新聞)
将棋の第31期竜王戦七番勝負第7局は20、21の両日、山口県下関市で行われ、挑戦者の広瀬章人八段(31)が羽生善治竜王(48)に勝ち、4勝3敗として初の竜王を獲得した。2010年に王位を獲得して以来、2期目のタイトル獲得。羽生は2期連続通算8期の獲得はならず、今年タイトル戦に3回登場しながら、前人未到のタイトル獲得通算100期にはまたも届かず、無冠になった。羽生の無冠は1990年11月の竜王失冠から91年3月の棋王獲得以来、27年ぶり。
広瀬は札幌市出身。05年4月に棋士四段になり、14年八段。タイトル戦には4期目の登場で、竜王・王位各1期となった。今期七番勝負は開幕から2連敗したが、その後2連勝して盛り返した。第5局で敗れカド番に立たされたが、第6局は2日目昼食休憩前に勝利し、最終第7局で連勝した。11年に王位防衛戦で羽生に敗れたが雪辱を果たした。順位戦はA級4期目。2回挑戦者決定プレーオフに進出して敗れた。
羽生は昨年12月の竜王獲得後、今年3月に名人戦A級順位戦で6者プレーオフを勝ち抜いて佐藤天彦名人(30)に挑戦。しかし、2勝1敗からの3連敗で返り咲きはならなかった。続く棋聖戦では豊島将之八段(28)=現王位・棋聖=を挑戦者に迎え、一進一退の接戦を繰り広げながら最終局に敗れて2勝3敗で失冠。通算100期は今回の竜王防衛戦まで持ち越された。
今期七番勝負は先攻して優位に進めたが、広瀬の粘り強い指し回しで有利とみられた将棋を逆転負けすることが多かった。久々の無冠になり、通算100期達成の機会は、次のタイトル挑戦を待たなくてはならなくなった。【山村英樹】
広瀬章人新竜王の話 自分のいいところ、悪いところがたくさん出たシリーズだった。連敗した際は内容も完敗で焦りもあったが、今の自分にできることをするしかないと開き直った。これほど注目されることは、今後の人生でもないと思う。(好調の要因は)自分自身ではあまり変わっていないと思っているが、自信を持って指せているかなと思う。久々にタイトルを持つことになったので、将棋界の代表として盤上以外でも貢献したい。
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