千代田線車内で怒号“子どもが危ない”何が
大勢の乗客で混雑する東京メトロ・千代田線の車内で怒号が飛び交う事態となった。中には、「子どもが危ない」と叫ぶ人もいたという。一体、何があったのだろうか。
◇
11日、千代田線の車内で撮影された映像―。
「倒れてる人がいるよ!」「静かにしろ!」「子どもが危ない!」「立って下さい!大丈夫ですか?」
すし詰め状態となった車内では怒号が飛び交っていた。
「まずい!まずいまずい!緊急ボタン押していい?」「押した方がいい!」
◇
一体なぜ、このような事態になったのだろうか。
動画が撮影されたのは、東京メトロ・千代田線6000系の車両。1971年にデビューし、これまで353両が製造された千代田線6000系。アルミ製車体が本格導入されたこの車両はデビュー翌年、鉄道愛好者団体である「鉄道友の会」から優秀な車両に贈られる「ローレル賞」を受賞している。しかし、老朽化や新車両の導入などを理由に、11日で引退することになった。
今回の動画はその千代田線6000系、霞ケ関駅から綾瀬駅へと向かう“ラストラン”で撮影された。
「子どもが危ない!」「大丈夫?」「おねがーい!」「全員のスペースあけろ!」「痛い、痛い、痛い!」
多くの乗客の手にはスマートフォン。千代田線6000系、最後の雄姿を収めようとした鉄道ファンが、この電車の先頭車両に詰めかけたのだという。
東京メトロによると、混雑緩和のため別の車両への移動を促したということだが、多くの乗客が先頭車両を離れず、このような事態となった。
「写真どころじゃない!」「命の問題!」
駅に着くと、あふれるように出て行く乗客たち。何十人といる乗客の中には多くの子どもの姿も確認できる。東京メトロは混雑を防ぐため、複数回の特別運行や駅員の増員などで対応。ケガ人はいなかったという。
多少の遅れはあったもののラストランを終えた千代田線6000系。47年の歴史に幕を下ろした。
日テレNEWS24
http://news.livedoor.com/article/detail/15585191/
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