片山さつき大臣「口利き疑惑」 ウソを暴く音声公開
「100万円国税口利き疑惑」を報じた「週刊文春」記事を「事実誤認」として、名誉毀損で提訴した片山さつき地方創生担当大臣(59)。100万円を受け取った南村博二氏(62)について、10月22日に東京地裁に提出した訴状の中で、「私設秘書ではない」と主張している。
片山さつき地方創生担当大臣 ©文藝春秋
社会部記者が解説する。
「片山氏は『100万円を受け取った事実はない』と主張していますが、自身の秘書が受け取っていれば、政治家としてそうした説明は通らない。南村氏は既に100万円の受け取りを認めているため、彼は秘書ではなかったと主張せざるをえないのではないか」
だが、1週間前の10月15日、片山氏の事務所は、「週刊文春」の取材に対し、次のように回答していたのだ。
〈事務所の認識では、南村税理士は平成27年5月に私設秘書を退職しています〉
「退職」――。つまり、南村氏が私設秘書だったことを、片山事務所が認めているのだ。
また、南村氏も、「週刊文春」の記者に対し、片山事務所の秘書である旨を何度も繰り返していた。
〈片山事務所の南村です〉(2016年7月15日)
〈(秘書の中で)一番古いけども、2月で一応議員会館に登録している正式秘書は退任しましたけど、選挙中も議員から電話が何度も入ってますしね〉(2016年7月16日)
〈私設秘書は今年の2月25日に退任していますので〉(同前)
改めて南村氏に確認すると、「片山さつき氏の代理人からの回答が『私設秘書であったことはない』であればそのとおりです」と回答するのだった。
「週刊文春」編集部では、片山氏の説明の矛盾を明らかにするため、南村氏の音声を公開することにした。片山氏は訴訟を理由に、メディアの事実確認を避けているが、公人中の公人である国務大臣として、丁寧な説明が求められることになりそうだ。
また、10月25日(木)発売の「週刊文春」では、片山氏、南村氏の他のウソや、片山氏と告発者の直接交渉など、一連の口利き疑惑について6ページにわたり詳報している。南村氏の音声《完全版》は「週刊文春デジタル」で同日朝5時に公開する。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年11月1日号)
文春オンライン
http://news.livedoor.com/article/detail/15491748/
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