<台風24号>「大型で非常に強い」 21号並みの風注意

毎日新聞
大型で非常に強い台風24号は勢力を保ったまま29日に沖縄や奄美に接近した後、一気に速度を上げて日本列島を縦断する恐れがある。今月初旬に近畿地方を直撃し、大きな被害を出した台風21号に匹敵するような猛烈な風も予想される。なるべく外出を避け、屋外の物を固定したり、雨戸やシャッターを閉めたりするなど早めの対策が必要だ。
台風21号では全国53地点で最大風速が観測史上1位となり、高知県室戸市48・2メートル▽関西国際空港46・5メートル▽和歌山市42・9メートル▽神戸空港34・6メートル−−など、9地点では平均風速30メートルを超す猛烈な風が吹いた。大阪府内で突風にあおられて転倒するなどした男女8人が死亡し、関空が高潮と強風による高波で広範囲に浸水。関西電力管内では900本以上の電柱が倒れ、近畿6府県で延べ220万戸が停電した。
異例の強風は、台風の「勢力」と「進む速さ」が組み合わさったことが要因だ。気象庁気象研究所(茨城県つくば市)によると、台風21号は25年ぶりに「非常に強い勢力」のまま日本に上陸。さらに大阪付近上空を時速約50キロで北東に進んだ。反時計回りに北向きの風が吹く台風の右半分では、北上する台風自身の速度が加わり、猛烈な風が吹いた。
台風24号は28日午後6時時点では時速15キロと遅いが、30日に西日本に接近・上陸した後は偏西風に押されて急加速するとみられる。同研究所の嶋田宇大(うだい)研究官は「台風の進路の右半分は強風になりやすい。特に注意が必要だ」と話している。【鳥井真平、渡辺諒】
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