日本の病院は患者を待たせすぎ? 「海外ではもっと待つ」と批判殺到
少子高齢化により医療費が膨れ上がっている日本。病院の待合室でも、多くの高齢者が順番待ちをしている。そういった事態について、ウェブメディア「現代ビジネス」が「なぜ日本の病院は、患者をこんなに待たせて平気なのか」という記事を9月2日に掲載し、ネット上で批判が殺到している。
記事は作家・伊集院静氏が週刊現代の連載で綴ったエピソードの紹介から始まる。それによると、伊集院氏がある大学病院の診察に訪れたところ、1時間45分待たされたという。さらに、受付の女性事務員が笑いながら話している、医師から「おまたせしました」のひと言がない等の不満が述べられ、「こういうやり方を当たり前と考えているなら、天罰が下るよ」とまで書いていたのだとか。そして、この連載に大きな反響があったと記事は続く。
これに対して、2時間以内で済むのは早い方で、それを待てない人は大学病院に行くべきではないとの声や、2時間どころか7時間待ったこともあるという悲惨な告白など、反論が続出。受付事務員が笑っていたことの批判については、消防員はコンビニに行くなという言いがかりと根が同じであるとの意見も。
また記事では、顧客満足度に関する著書を多く手がけるコンサルタント・武田哲男氏の見方として、アメリカやヨーロッパでは日本のように待ち時間が長い病院はほとんどないという説明があるが、この部分への異論も多数。大手ネット掲示板の開設者としてしられる西村博之氏がフランスではバカンスだから予約は3週間後と言われるケースもあることを明かすほか、海外では飛び込みの外来受診が受け付けてもらえない、文句があるなら高い金を払ってサービスが良い病院を探せばよいとの提案もあった。
さらに「病院には『サービス業』という視点が欠如している」との部分についても、大学病院はサービス業ではないとの声が数多く見られ、病状によって優先順位が変わるのは当然であり、これは”モンスター患者”の考えであるとの声も見受けられる。
もちろん、病院の対応に個人的に不満を持つ人はいるだろう。記事では待ち時間を少なくする取り組みをしている病院も紹介しているが、唐突に「日本の病院」とひとくくりにした”クレーム”には、戸惑う人が多かったようだ。
(飛鳥 進)
■関連リンク
・なぜ日本の病院は、患者をこんなに待たせて平気なのか- 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57200
STANDBY
http://news.livedoor.com/article/detail/15265867/
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