「海パン刑事」効果てきめん、浜辺の置引の被害ゼロに 福岡東署の秘密部隊
(西日本新聞)
浜辺の行楽客に紛れ、ひそかに置引に目を光らせる。福岡市東区の奈多海岸に現れる福岡東署の秘密部隊は、その名も「海パン刑事」。水着姿の若手警察官が昨年夏に始めたユニークなパトロールは効果てきめんで、例年十数件はあった置引被害が今年は発生していない。「海で悲しい思いをしてほしくない」。刑事たちの活動が実り、平和な憩いの場が戻っている。
市中心部から近く、自然が豊かな奈多海岸。「遊泳禁止」の看板が立つ場所もあるが、若者を中心にバーベキューやサーフィンのスポットとして人気が高い。一方で行楽客の荷物を狙った置引が続発しており、一昨年夏は18件、昨年も7月以降に15件発生した。
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/
nation/nishinippon-20180901123638144.html
安全な海辺を取り戻したい−。昨年8月上旬、若手警察官ら十数人で「海パン刑事」部隊を結成。普段着では怪しまれるため行楽客と同じ水着や短パン姿に“変装”。日光浴などでくつろぐふりをしつつ、ビーチの警戒を始めた。
活動初日から、パラソルの下に置かれた荷物を物色していたスリランカ人の男2人を窃盗未遂容疑で現行犯逮捕。その後も土日を中心に出動を続けると、被害はやんだという。
今年も出動に向けた準備は万全だったが、昨年の活動の抑止効果か、これまでの被害発生はゼロ。刑事が繰り出すこともなく、夏は終わろうとしている。
大津良輔地域管理官(58)は「水着姿になってまで現場に溶け込む捜査は聞いたことがない。地域住民も思いに応えてくれて防犯意識を高めてくれた」と話す。釣りなどでよく訪れる会社員内田顕司さん(44)=同区香椎=も「海パン刑事はいつもみんなの心の中にいます」と信頼を寄せていた。
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