ボランティア

毎年恒例となってしまった24時間テレビだが、
ここ数年、よく言われるのが
チャリティー番組なのに出演者にギャラが発生するというお話。
今年のチャリティーランナーは、
番組史上初めてトライアスロンに挑戦する芸人みやぞんだが、
某週刊誌の報道によれば、
事務所に支払われるギャラが2000万円なんだとか。
もちろんそれは、拘束時間や日数(準備期間、練習時間などなど)
含めての金額なんだろうけど、結構な金額であるのは間違いない。
マラソンランナーのギャラが1000万円なんて噂もあるが、
過去にランナーだった杉田かおるは
思っていたより安かった
とか発言していたとか。
いや…ギャラがでること自体がチャリティーの趣旨から外れてるでしょ。
過去にはゆるキャラの「ふなっしー」がTwitterかなんかで
数万円もらったと暴露していたらしいし、
ギャラといわずに、
謝礼的な名目で出演者に幾ばくかの金額が払われているという話もある。
ちなみに第1回の総合司会者だった
萩本欽一さんはギャラを全額寄付して、実質ノーギャラで出演したという。
当初萩本は、制作側が伝える報酬額に対し「ギャラが安い」と何度も断り続けていたそうだ。そして最終的に、制作側が破格の額を提示すると、萩本はやっと承諾するとともに「そのギャラ、全部チャリティーにまわしてくれ」と告げたというのだ。
この話に共演者らが驚くと、森は「チャリティーにまわすためにギャラを跳ね上げてたんです。ノーギャラで(司会)やってるんですよ」と補足する。浅井企画に古くから所属するお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹によると、萩本のギャラは当時1億円だったという。飯尾が「今の3~5億円相当」とコメントすると、スタジオからはさらに驚きの声があがった。
萩本欽一の男気が明らかに…「24時間テレビ」でギャラを釣り上げ全額寄付
もともと、24時間テレビは
アメリカのチャリティーテレビキャンペーン番組にヒントを得て誕生したものだ。
『11PM』のスタッフだった都築忠彦が、アメリカのラスベガスで毎年開催されていたチャリティーテレソン『レイバー・デイ・テレソン』を見て、日本でもやれると考え企画し、当時制作局長の井原高忠を口説き落として実現した。『11PM』の「巨泉の考えるシリーズ・世界の福祉特集」から誕生したものでもある。
当初は1回限りの予定だったが、募金額が予想以上に多かったこともあり、当時日本テレビ社長の小林與三次の意向で翌年以降も開催することが決定した。
24時間テレビ 「愛は地球を救う」#歴史
このレイバー・デイ・テレソンにはアメリカの著名人や芸能人が多数出演するのだが、
アメリカではチャリティーなのだから、ボランティアでノーギャラが当然。
交通費も食費も一切出ないというのが当たり前。
帰国子女だった西田ひかるは24時間テレビに出演したときに
ギャラが出るということに大変驚いたという逸話もある。
ただ、24時間テレビ自体は私としては
ちゃんと社会貢献されているので良いことだとは思う。
寄付金の収支、使途もきちんと報告されているようだし
福祉、環境、災害などの助けになっている。
寄付金からギャラを払っているわけでもないからいいんじゃない?
24時間も拘束されているなら少しぐらいギャラ貰ってもいいだろう!
日本には日本なりのチャリティーのやり方がある
という意見もあるだろう。
ただ、チャリティーと謳っている以上は、
出演者はボランティアであるべきというのが正しいと思う。
えっ?有償ボランティアってのもあるって?
そりゃそうだね。
今回もX JAPANのYOSHIKIがわざわざ
ノーギャラで出演します
って言うぐらいだから、
日本ではチャリティーでもギャラがもらえて当たり前
っていう概念が浸透してるんでしょうね。
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