酷暑でハチに要注意?刺されるリスク増加も
危険な暑さが続く日本列島。6日は岐阜・下呂市で41℃を記録した。その一方で、山形県では5日から続いた記録的な大雨で、冠水の被害が出ている。こうした中、台風13号が北上を続け、首都圏直撃の恐れもでている。
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6日も“異常な暑さ”となった日本列島。岐阜・下呂市金山では最高気温が41.0℃を記録。先月、埼玉・熊谷市で記録した41.1℃に次ぐ日本歴代2位タイとなる猛烈な暑さとなった。さらに岐阜・多治見で40.4℃、美濃で40.3℃を記録した。
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関東地方は広く雲に覆われたものの、蒸し暑さを感じる一日に。この過酷な暑さに耐え、住宅に巣食うハチを退治する専門業者は、額からは常に汗が噴き出したまま働いていた。今年の夏は“ある異変”が起きているため、休む暇がないという。
トラブル救助隊・篠原一真さん「今年は(ハチの巣が)本当に多いです。7月から(駆除の依頼で)忙しいので、前年より1.5倍ある」
専門家は猛暑続きの今年の夏、ハチの動きに注意が必要だと指摘する。
玉川大学農学部・小野正人教授「今年のようにゴールデンウイーク頃に気温が上がっていると、女王バチが巣作りを開始する時期が2週間前倒しになる。例年だったら小さい巣なのに今年は一回りも大きい巣が見つかる」
巣作りが早かったため例年より早めに卵を産み、スズメバチの数が多くなる傾向に。気温が極端に高いと刺されるリスクも増えるという。
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そして、関東地方では6日、前線の南下に伴い午後から大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨となった。関東地方では6日夜おそくまで雷を伴う非常に激しい雨が降る恐れがあるため注意が必要。
一方、その前線は5日から6日にかけ、東北地方に大雨をもたらした。山形県内では、6日午前8時までの24時間降水量が金山町で312.5ミリ、最上町瀬見で309.5ミリを観測するなど、9つの地点で観測史上最大の降水量を記録した。
「記録的短時間大雨情報」が発表された山形県戸沢村では、土砂が流出したことにより一帯が広い範囲で泥水に覆われ、ほとんどの住宅は1階部分が冠水。自宅の2階などに待機するなどし、一時750人が孤立した。
山形県内最大の河川・最上川では洪水の危険性が高まったことなどから、午後2時段階で酒田や新庄など5つの市町村の合わせて608世帯1615人に「避難指示」が出されている。
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土砂災害などに引き続き警戒が求められる中、さらに心配されているのが、先週発生した台風13号の動き。
強い勢力を保ったまま現在は小笠原諸島・父島の東にあるが、北西方向に進んで8日朝には伊豆諸島付近に達する見込みで、関東地方では早ければ7日から大雨に。速度を落として8日から9日にかけ、暴風域を伴ったまま関東地方に接近。直撃するおそれもある。
そのため大雨となる時間が長くなるおそれもある。さらにその後は北東よりに進路を変え、東日本の太平洋側を進むおそれが出てきた。
“連続”して押し寄せる台風に農家からは早くも不安の声が聞かれた。
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前回の台風で大きな被害を受けたところでは、今回の台風接近はさらに深刻な問題に。先月の台風12号で、すべての海の家が高波にのまれた神奈川・湯河原町の海水浴場。
被害を受けた海の家12軒のうち8軒が建物を修復し、営業を再開するめども立ったばかりだったという。再び台風が直撃する恐れがあることなどから、機材などの搬入を中止することにした海の家もあるという。
台風の影響で7日夕方から8日夕方にかけて関東地方では200ミリから300ミリの大雨となるおそれも。早めの備えが必要。
日テレNEWS24
http://news.livedoor.com/article/detail/15121612/
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