<三重>神具の老舗「俵田屋」、パーソナル神社開発
俵田屋とビームスがコラボしたパーソナル神社など。お守り収納棚(左奥)、小神棚(中央)、さい銭箱貯金箱(右奥)と、手前はコースターとパーソナル絵馬=三重県伊勢市の俵田屋で2018年6月5日午前11時38分、尾崎稔裕撮影
(毎日新聞)
江戸時代初期から三重県伊勢市宇治浦田で神具の製造販売を続ける創業四百数十年の老舗「俵田(ひょうた)屋」は、都会的なライフスタイルを提案するセレクトショップ「ビームス」(本社・東京)のプロデュースで「パーソナル神社」を開発した。東京・新宿の同社新宿店「ビームスジャパン」やビームスのネットショップで7月から本格的に販売を開始する。【尾崎稔裕】
パーソナル神社は、両社が共同開発したオリジナル神棚。神社の建築様式のひとつ、神明(しんめい)造りを基調に地元産ヒノキなどを使用した白木のシンプルな構造。俵田屋の神具職人による手作りで、一般的な神棚に使われる飾り金具は、神具のイメージが強まるため使用していない。3月に新宿店で試験的に販売すると、用意した50基はたちまち完売した。
俵田屋の田中弘紀専務は「神社のお札を納めるという神棚本来の役割だけでなく、亡くなった大切な人の写真や遺品、お守り、貴重な小物などをしまうなど気軽な使い方をしていただくケースもあるようです」と話す。
7月から販売するコラボ神棚は、板葺(ぶ)き社・中型(幅45.7センチ×高さ41センチ×奥行き19.5センチ)▽板葺き社・小型(29.2センチ×34.5センチ×11.5センチ)▽小神棚(15センチ×30.2センチ×6.7センチ)▽お守り収納棚(11.5センチ×14.8センチ×5.3センチ)。価格は1万6200〜3240円。
ひとり暮らし世帯の増加に伴い、ライフスタイルの多様化は進む。「日本の神様や宗教に関心のない人でも、何かを願ったり祈ったり、大切に思う気持ちはあるでしょう。そうした心を支えるお手伝いができるアイテムになれば」と田中専務。
このほか、さい銭箱スタイルの貯金箱(15.5センチ×10.5センチ×9センチ)や、どの神社にも奉納せず自分だけの個人的な願いを書き込むパーソナル絵馬、ヒノキ製コースターなどの商品も。いずれもビームスのロゴとマークの入った焼き印が押されている。問い合わせはビームスジャパン(03・5368・7300)。
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation
/mainichi-20180606k0000e040235000c.html
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