ドン・ファンの妻「通夜の最中もスマホいじり」で親族苦言
新婚生活を満喫していたはずが…
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた富豪の艶福家が急逝、その死は多くの謎を残し、警察が捜査に乗り出す事態となっている。
5月26日午後3時過ぎ、本誌記者が和歌山県田辺市で酒類販売業や不動産業を営む野崎幸助氏(享年77)の自宅近くに到着すると、和歌山県警の捜査員ら約10人が、自宅から歩いて数分のところにある野崎氏の会社を捜索していた。道路には規制線が張られ、閑静な住宅街は物々しい雰囲気に包まれていた。
午後5時、捜査員5人ほどが野崎氏の自宅に入り、30分後、2018年2月に野口氏と結婚した55歳年下の自称モデル・Sさん(22)が捜査員とともに外に出てきた。大きなサングラスをかけていたため表情は窺い知れないが、口元は硬まっていた。
警察車両に乗せられて再び会社に移動し、事情を聞かれていたようだ。
約1時間後、Sさんは捜査員2人に挟まれて自宅に戻ってきた。記者が声をかけたが、こちらに目を向けることもなくうつむき加減で警察官とともに家に入り、バシャンと大きな音を立ててドアを閉めた。
ようやく通夜が営まれることになった29日にも、自宅には朝から捜索が入っていた。この頃には本誌だけでなく、全国紙やテレビ局の記者も現地に大挙していた。
「この日から県警捜査一課が動くことになったからです。野崎さんの遺体を司法解剖したところ、致死量を超える覚醒剤成分が体内から見つかったそうです。血中濃度を測ると通常1回で使う量よりはるかに多く、自分で使ったとは考えにくいため、事件の可能性が浮上したのです。容疑者逮捕を想定して取材に動いた」(全国紙社会部記者)
通夜会場に供えられた弔い花は2つだけ。訃報は地元紙にも載ったが、参列者は40人ほどしかいなかった。田辺市で高額納税者1位になったこともある野崎氏の最後としては、なんとも寂しい印象である。
遺族から激しい声が飛んだのもこの場だった。通夜を終えて出てきた親族が明かす。
「(55歳年下妻の)Sさんが通夜の最中なのにスマホとタブレットをずっといじっていて、喪主の席にほとんどいないし、誰にも挨拶しない。さらにスマホを見ながらヘラヘラ笑っていたんです。
この態度に一番年長の親戚が怒り、『笑顔っちゅうのはおかしいで!そんなに死んでほしかったんか!』と大声で怒鳴ったのです」
※週刊ポスト2018年6月15日号
NEWSポストセブン
http://news.livedoor.com/article/detail/14806416/
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