『殺人タックル』はSNS通じ発覚 関学大・小野宏ディレクター明かす「試合当日、誰も気づかなかった…」
怒りの会見を開いた関学大の鳥内監督(右)と小野ディレクター
アメリカンフットボールの定期戦で、関西学院大学のクオーターバック(QB)が日本大学の選手から悪質なタックルを受けて負傷した問題は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がなかったら闇に葬られていた可能性が高い。
17日に兵庫・西宮市内で鳥内秀晃監督(59)とともに“怒りの会見”を開いた関学大の小野宏ディレクター(57)は、夕刊フジの取材に「試合当日は、私もスタンドで見ていたが、視界から完全に離れたところで起こったので、誰1人気づかなかった」と明かした。
しかし、当該プレーの動画がSNSを通じて拡散し、夜には関学大アメフト部関係者の耳に入った。関学大側が撮影していた映像を改めて見返すと、反則をとがめるどころか、ねぎらうような様子の日大首脳陣の姿まで確認できたという。
関学大関係者は「SNSがなければ、この蛮行を認識できなかったかもしれないし、動画がなければ、やった、やらないの水掛け論で終わっていたでしょう。改めて、あらゆる記録が残り、あっという間に社会全体へ拡散していく時代だと痛感する」。
そういえば先月、京都府舞鶴市で行われた大相撲の巡業で、男性市長が土俵上でのあいさつ中に倒れ、心臓マッサージを施すために土俵に上がった女性に対し、日本相撲協会の行司が土俵の“女人禁制”を理由に「女性は土俵から降りてください」とアナウンスしたことが物議を醸した。これも以前なら、一地方巡業で起きたエピソードとして知る人は限定的だったはずだが、SNSを通じて動画と音声が広まり、相撲協会を揺るがす全国ニュースとなった。
日大の悪質タックル問題も、いまや全国の人々が成り行きを見守る不祥事に発展。
約200人の報道陣が詰めかけた会見場には、各テレビ局のアナウンサーらに混じって、“関西ナンバーワンリポーター”の異名を取るタレントのタージン(55)も取材に足を運んでいた。アメフトに造詣が深く、CS放送でNFL中継の実況なども担当しているとあって、「選手はみんな安全が第一でプレーしているだけに、本当に残念。アメフトがもっといい形で注目されたらよかったんやけどね…」と肩を落としていた。(山戸英州)
ZAKZAK(夕刊フジ)
http://news.livedoor.com/article/detail/14738401/
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