正恩氏専用機はシンガポールまで飛べるのか 航空評論家・秀島氏「そもそも安全基準をクリアできるのかが懸案」

エアフォース・ウンと呼んではいけない。専用機の公式な名称は「チャムメ1号」だ
米朝首脳会談の開催地がシンガポールに決まったことで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の専用機が心配されている。旧ソ連製の機体の老朽化やパイロットの経験不足が懸念されるなど、トランプ米大統領の専用機「エアフォースワン」との格差は悲しいほど大きい。
北朝鮮が保有するのは1963年に旧ソ連の航空設計局長だったセルゲイ・ウラジーミロヴィチ・イリューシン氏が開発したジェット旅客機「イリューシン62型機(IL-62M)」。香港紙アップルデイリーによると、北朝鮮は同機を4機保有しており、うち正恩氏専用機は「チャムメ1号」と呼ばれているという。
韓国紙中央日報によると、北朝鮮に同機が導入されたのは70年代で、老朽化が進んでおり、5000キロ以上の航続距離は負担になるという。米朝会談の候補地の1つだった欧州は北朝鮮から5000キロ以上離れているため選ばれなかったとの見方も示した。
シンガポールまでの距離は約4700キロだが、大丈夫なのか。
航空評論家の秀島一生氏は「そもそも国際民間航空機関(ICAO)の安全基準をクリアできるのかが懸案だ」と指摘。「IL-62Mは世界的にあまり使われていない機体で、急なトラブルが発生した場合など、整備に対応できない国がほとんどだ」と話した。
一方、90年に導入された「エアフォースワン」はボーイング747型機で、「世界中に普及している機体なので、いつどこでトラブルが起きても対応できる態勢が整っている」(秀島氏)。
前出のアップルデイリーは、正恩氏が中国・大連で習近平国家主席と会談した理由の1つに航空機を借りる目的があったと報じた。シンガポールまで航空機を操縦できる経験豊富なパイロットを探すのが困難だというのだ。正恩氏は無事シンガポールに着けるのか。
ZAKZAK(夕刊フジ)
http://news.livedoor.com/article/detail/14713015/
- 関連記事
-
- 平昌五輪で「君が代」を流した韓国放送局に苦情殺到、放送委員会で審議へ=韓国ネット「つらい歴史を思い出した」「大げさに騒ぎ過ぎ」―韓国ネット (2018/03/23)
- “現代文明を拒否する島”で悲劇 宣教師の男性が… (2018/11/24)
- 「宇宙人は存在する、地球にいる可能性も」 英国初の宇宙飛行士が断言 (2020/01/07)
- 恋人とキスした直後に女性が死亡 その衝撃的な死因に専門家からも警鐘が (2016/06/22)
- 日本海上での大量殺人…「北朝鮮の海賊」の残虐度 (2019/12/05)
- 宝くじ売り場で割り込みされた男性が7300万円のくじに当選! 「因果は巡る」との教えを痛感しちゃう件 (2016/10/01)
- 「幹部が遊びながら殺した女性を焼いた」事件の衝撃 【北朝鮮】 (2018/12/16)
- 裁判へ向かう米大統領選挙 (2020/11/05)
- メキシコでM7.1の地震 149人死亡 (2017/09/21)
- WHO、コロナ変異株の感染予防にも布製マスク推奨 (2021/01/23)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ