旧石器時代人骨の顔復元=デジタル技術活用-彫り深く、額は広め・沖縄
旧石器時代の人骨からデジタル技術を活用して復元した顔(国立科学博物館提供)
沖縄県立埋蔵文化財センターは20日、石垣島(同県石垣市)の遺跡「白保竿根田原洞穴」で発掘された約2万7000年前の人骨の生前の顔を、デジタル技術を使って復元し、公開した。
彫りが深く、広い額が特徴で、当時の南方系の人と顔立ちが近いという。同日から東京・上野公園の国立科学博物館で展示されている。
白保竿根田原洞穴では、旧石器時代の保存状態の良い人骨が少なくとも19人分発見され、国内最古の全身骨格も出土した。このうち顔の部分が残っている4体について、研究グループがデジタル技術を使って復元を試行。3Dプリンターで作った模型に粘土で肉付けし、顔を再現した。
20日に公開されたのは、「4号人骨」から復元された、30歳代から40歳前後の男性の顔。鼻の付け根が低く、目や口などのパーツが顔の中心部に集まっており、研究グループによると中国南部やベトナムなど南方系の人々の顔に近いとみられる。
同グループ代表で元琉球大准教授の土肥直美さんは「顔つきも興味深いが、体の骨や歯がたくさん出ているので、総合的に分析し当時の生活や環境の復元につながると考えている」と語った。
時事通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/14606628/
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