強度不足の鋼材「溶接の隙間調整で削っていた」 川重社長、会見で謝罪
新幹線の台車を巡る問題で会見し、頭を下げる川崎重工業の金花芳則社長(中央)=28日夜、神戸市中央区東川崎町1(撮影・斎藤雅志)
(神戸新聞)
昨年12月、JR西日本の新幹線「のぞみ34号」の台車が破断寸前のまま運行を続けた問題で、台車を製造した川崎重工業の金花芳則社長が28日夜、神戸市内で会見し、強度不足を認めた上で「多大なるご迷惑とご心配をかけ、深くおわびする」と謝罪した。
また、鋼材の厚さが基準を満たさない台車は、JR西に納入した101台のほか、JR東海でも46台が確認されたと明らかにした。
のぞみ34号の台車を巡っては、JR西が同日、原因調査の経過を発表。台車枠の鋼材の厚さが、加工後7ミリ以上という基準を下回り、最も薄い箇所で4・7ミリだったと説明した。
川崎重工業はこの日の会見で、品質管理の不備を全面的に認め、鋼材に別の部品を溶接で固定する際、隙間を調整するために鋼材を削っていたとした。鋼材を削ることは原則として仕様書で禁じられていたが、現場の班長が認める指示を出すなど、徹底できていなかったという。
https://news.goo.ne.jp/article/kobe
/nation/kobe-20180228017.html
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