米不法移民の若者“ドリーマー”の現状
アメリカのトランプ政権が、不法移民の若者の滞在を認める方針を25日に発表した。幼少期に親に連れられて不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者たちを取材した。
カリフォルニア州サンディエゴで自動車修理工場を経営するティノコさんは5歳のときにメキシコから両親と共に不法入国した。
ティノコさん「メキシコのことはあまり覚えていません。私は35歳。人生のほとんどをここで過ごしています」
ティノコさんは前のオバマ大統領の時代に不法移民に与えられた特別滞在許可「DACA」を取得し、“ドリーマー”となった。ところが、トランプ大統領が去年9月、「DACA」の廃止を宣言し、不安の日々が続いている。
ティノコさん「(経営者として)雇用を生み、たくさんの税金を払い、地域貢献しています」
サンディエゴの弁護士・ガルシアさんもメキシコから来た“ドリーマー”だ。ガルシアさんは厳しい視線も感じてきた。見知らぬ女性から受けた電話では、次のようなメッセージが残されていた。
留守電メッセージ「お前たち不法移民が国に帰るときがきた。お前たちはアメリカを食い物にしてきた」
ガルシアさん「(アメリカで)長年働いてきた努力を無にしてほしくない」
「DACA」が廃止されれば、ガルシアさんは強制送還の対象になる。
ガルシアさん「私たち(“ドリーマー”)にとってアメリカが故郷です。『DACA』がなくなる日は夢が終わる日。とても恐いです」
“ドリーマー”は全米に約80万人。農場などでも重要な働き手だが、アメリカ人の雇用を奪っているとの見方も根強くある。
移民の処遇をめぐり議会で与野党が対立する中、トランプ政権は25日、やむなく「不法移民の若者に市民権を与える道を開く」との新たな方針を打ち出したが、実現性は不透明。
アメリカで暮らし、社会にとけ込んでいる“ドリーマー”たち。彼らとどう向き合うのかが、トランプ政権2年目の焦点だ。
日テレNEWS24
http://news.livedoor.com/article/detail/14218823/
- 関連記事
-
- ファーウェイ幹部逮捕は「卑劣なならず者の手法」 中国メディア (2018/12/08)
- 北朝鮮、グアム射撃作戦を詳しく紹介 その理由は? (2017/08/17)
- 挑発なら北朝鮮に懲罰=中国抜きで対処も―米副大統領、韓国首脳と一致 (2017/04/18)
- 中国探査機、月の裏側に着陸 世界初、宇宙開発を強化 (2019/01/03)
- 米不法移民の若者“ドリーマー”の現状 (2018/01/28)
- ナチス式敬礼で撮影、独で中国観光客が一時拘束 (2017/08/08)
- 日本人と中国史の話をしたら恥をかくかも・・・日本の歴史教科書の中国史が詳しすぎて到底かなわない!=中国メディア (2017/07/17)
- ホンモノの脱北者だからわかる「朝鮮半島の南北統一はきっと失敗する」 (2018/05/28)
- イスラエルで「第2波」 保健相、国民の甘さに怒り表明 (2020/07/02)
- これが日本の給食制度? 「一から十まで教えが詰まっているじゃないか」=中国メディア (2018/05/06)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ