<育児>毎日スマホに接する乳幼児2割 4年前より倍増
スマートフォンにほとんど毎日接している乳幼児の割合が約2割に上り、4年前の前回調査に比べ2倍近く増えたことがベネッセ教育総合研究所の調査で分かった。育児にスマホの普及が進む一方で、外遊びや絵本など他の活動とのバランスは前回調査から大きな変化がなく、保護者の配慮がうかがえる結果となった。
調査は3月、首都圏在住の6カ月から6歳までの乳幼児を持つ母親3400人を対象にインターネットで実施。母親のスマートフォン使用率は92%で、前回60%から大幅に伸びた。
子どもがスマートフォンに接する頻度を問うたところ、「ほとんど毎日」と回答した割合は21.2%(前回11.6%)。「まったく見ない(使わない)」割合は28.6%(同46.9%)だった。1日あたりの使用時間は「15分未満」の割合が70%と前回の87%から減少し、15分以上接している子どもの割合が増加していた。
一方で約7割の子どもは1日1時間以上外遊びや散歩をするなど、1日あたりの活動時間では各種メディアに接する時間に対し大きな増減はなかった。メディアを使用する場面では「親が家事で手を離せない時」にスマートフォンを使う割合が前回の約2倍の15%に増えていたが、テレビ番組は前回72%から64%に減少した。スマートフォンなどで子どもにさせることで多いのは「写真を見せる」「母親や子どもが撮った動画を見せる」などだった。
インターネット動画やアプリを見せることのデメリットとして、約8割が「目や健康に悪い」「夢中になり過ぎる」と回答するなど過度の利用への懸念も示しており、使用する際の主な工夫(自由記述)では「長時間見せない」が最多だった。
同社の担当者は「メディアが進化する中で乳幼児にどう見せるかは課題だが、親が使い方を考えながらコミュニケーションに取り入れていることがわかった」と話した。【藤沢美由紀】
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation
/mainichi-20171017k0000e040178000c.html
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