<日産>38車種116万台リコール 無資格検査問題で
日産自動車グローバル本社=2012年、本社ヘリから
(毎日新聞)
日産自動車が無資格の補助検査員らに新車を検査をさせていた問題で、同社は6日、38車種、約116万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。日産は顧客に通知し、安全性を再検査する。
日産には国内に六つの生産工場がある。リコールの対象になったのは、この6工場で2014年1月6日〜17年9月19日に生産された全28車種(軽自動車を除く)と、いすゞ自動車やスズキ、マツダ、三菱自動車などから受託生産した全10車種。一つのメーカーの全車種がリコールの対象になるのは異例。
日産はこれまで、対象を14年10月以降の計約121万台と発表していたが、精査した結果、約116万台に減った。リコール費用について、日産は約250億円とみている。
国交省によると、新車は運輸支局で国の安全基準などを満たしているか検査される。一方、国内で大量生産・販売される新型車については、メーカーがモデルごとに国の許可を得れば、知識や技術があり社内資格を持つ検査員が運輸支局の役割を代行することが認められている。
日産も研修や筆記試験などで検査員を養成してきたが、国交省の9月の立ち入り調査で資格を持たない補助検査員らによる検査が発覚した。国交省の調査に、日産は「神奈川、栃木、福岡県内の計5工場で補助検査員が研修で検査結果の書類にはんこを押した」などと不正があったことを認めたという。
日産は「多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします」とコメント。問い合わせはお客様相談室(電話0120・315・232)。【酒井祥宏、和田憲二】
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