「銃声で目覚めた」=現場ホテル宿泊の邦人-米ラスベガス乱射
乱射事件の犠牲者の追悼と現場に駆け付けた人々への謝意を示す看板=2日、米西部ネバダ州ラスベガス
【ラスベガス時事】「銃声で目が覚めた。部屋のカーテンを開けたら容疑者を捜索するヘリコプターが目の前に見えた」-。米西部ネバダ州ラスベガスで容疑者の男=事件後に自殺=がコンサート会場に向けて銃を乱射した高級ホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート・カジノ」に宿泊している日本人の会社員男性(42)が、事件当時の緊迫した様子を語った。
日本から出張でラスベガスを訪れたこの男性は1日午後にチェックインし、21階の自室で時差ぼけ克服のために寝ていたが、銃の連射音で目を覚ました。容疑者の部屋は32階で男性の部屋とは反対の向きだったが、銃声ははっきりと聞こえた。
最初は「交通事故かと思った」が、しばらくして起き出してカーテンを開けると、目の前には容疑者を捜索するヘリコプターが空中に浮かび、ライトを照らしていた。窓の下には50台ほどのパトカーがずらり。勤務先や家族からは「絶対に部屋の外に出ないように」と連絡が入り、不安な一夜を過ごした。
男性は事件発生前の午後4時ごろ、ホテルに警官が犬を連れて入って行くのを目撃し、不審に思ったという。別のホテルに宿泊する会社員の男性(39)は「カントリー音楽祭はターゲットになりやすいので、警戒を高めていたのではないか」と話した。
多くの負傷者が治療を受けているサンライズ病院では、負傷者の家族や見舞いに訪れた人々が抱き合い、励まし合っていた。病院に毛布などの物資を運び込むボランティア活動を買って出たデボラ・ダルガンさん(52)は「何かをせずにはいられない」と心境を語った。
事件発生から2日目の夜を迎えたラスベガス中心街では、普段はきらびやかな広告のネオンサインが犠牲者の追悼と現場に駆け付けた人々への謝意を示す表示に切り替わった。在サンフランシスコ日本総領事館によると、これまでに日本人が巻き込まれたという情報はない。ただ、死傷者が多数に上っていることから状況確認のため職員1人を現地に派遣した。
http://news.livedoor.com/article/detail/13699074/
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