県史跡の仏像が破損 熊本市の円台寺磨崖仏群
仏像が破損した「円台寺磨崖仏群」の現場。左上に彫られた坐像の頭部も落下している=17日、熊本市北区
(熊本日日新聞)
熊本市北区植木町の県指定史跡「円台寺磨崖仏群[まがいぶつぐん]」の仏像が破損していることが17日、分かった。仏像を所有する地元自治会は何者かによって壊されたとみて、警察に被害を届けた。
円台寺磨崖仏群には、凝灰岩の岩壁に阿弥陀如来の坐像[ざぞう]や立像[りつぞう]3体が彫られているほか、壁面14カ所に仏像が描かれている。鎌倉時代のものと推定され、県内最古の磨崖仏群。1965年に県指定を受けた。
市文化振興課によると、6月5日に阿弥陀如来坐像(地面から高さ2・5メートル)の頭部が落下しているのを課員が発見。同23日に再び現地を訪れたところ、そばの土のくぼみに安置されていた石の立像(高さ約50センチ、幅約20センチ)も新たに落下し、二つに割れているのが見つかった。別の阿弥陀三尊像(高さ約70センチ、幅約60センチ)も破損していた。
地元自治会は後で発見した2件について山鹿署に被害届を出した。文化振興課は「人為的に仏像を落とした形跡がある。文化財の損壊は犯罪だ」と非難している。(飛松佐和子)
https://news.goo.ne.jp/article/kumanichi
/region/kumanichi-20170817213732.html
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