心の健康で病欠した女性社員、経営者の対応に称賛の声相次ぐ
(CNN) 米ミシガン州のソフトウェアメーカーに勤務する開発者の女性が心の健康のために欠勤すると伝えた電子メールに対し、この会社の経営者が送った返信が大きな反響を呼んでいる。
「ものすごく心を打たれ、涙があふれた」「自分の弱さを称賛されたことは予想外だった」。この女性、マダリン・パーカーさん(26)はCNNの取材にそう振り返った。
パーカーさんはミシガン州のソフトウェアメーカー、オラーク(従業員約40人)に勤務する開発者。慢性的な不安やうつ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に苦しみ、健康維持に専念しなければならないことが時折あるという。
数週間前、同僚に送ったメールにパーカーさんはこう記した。
「今日と明日は休んで心の健康に専念します。来週にはリフレッシュした状態で復帰して、100%に戻ります」
翌日、受信箱を開くと多数の返信が届いていた。しかし中でも目を引いたのは、ベン・コングレトン最高経営責任者(CEO)からの返信だった。
「このようなメールを送ってくれたことを個人的に感謝します。あなたがそう伝えてくれるおかげで、私は心の健康のために病欠を使う大切さを思い起こすことができる。こうしたことが全ての組織で標準的な慣行になっているとは言えません。あなたは私たち全員にとっての模範であり、偏見を切り抜けて、私たち全員がありのままの自分を職場に持ち込む助けになってくれています」
パーカーさんは、コングレトンCEOの姿勢を見習ってほしいという思いから、このやり取りをインターネットで公開した。以来、パーカーさんのもとには、同CEOを称賛するコメントが殺到している。
ある女性は「私も1度、心の健康のために病欠を取らなければならなかったことがある。上司からは、また同じことがあれば私は失職すると言われた」と打ち明けた。
「心の健康のために仕事を休まなければならない日があり、出勤しない理由についてうそをついた。欠勤の理由として通用するとは見なされていないから」という投稿もあった。
コングレトンCEOは寄せられたコメントを読んで、今こそ変化すべき時だと感じたといい、「心の健康とは何かが分かっていない人があまりに多い。そのことを残念に思う」「心の健康は、身体の健康と同じくらい大切だ」と訴えた。
ブログサービス「Medium」への投稿でも同氏は、「スポーツ選手がけがをしたら、ベンチに座って回復を待つ。脳はそれとは違うという考えは捨てよう」と呼びかけている。
経営者に対しては、従業員が職場で自分の不安について安心して話せる環境をつくる必要があると提言。「自分の一部を自宅に残したまま出勤できるというのは、誤った考え方だ」と指摘している。
http://news.livedoor.com/article/detail/13331594/
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