実録!死ぬまで発見されなかったへそくりの隠し場所
夫婦間での隠しごとは禁物だと思いつつ、パートナーに内緒でへそくりをしている人は案外多いのではないか。万が一に備え、ある程度自由に使えるお金を隠し持ちたいと思うのは自然なこと。しかし、見つかってしまっては元も子もない。相手に見つかるまいと、皆さん様々な場所にへそくりを隠している様子。その結果、死ぬまで隠し通してしまい、遺品整理でへそくりが発見されることもあるという。今回は遺品整理「ネクスト」の佐々木俊一さんに、そんなへそくりを死ぬまで隠し通した猛者のエピソードを教えてもらった。
■意外な場所にある封筒には大金が
猛者のエピソードに入る前に、まずは、へそくりの定番スポットを聞いてみた。
「隠し場所でよくあるのは、布団の間、ゴミ袋の中、タンス類の中、寝室、趣味で使う物の中などです」(佐々木さん)
その一方で、定番の隠し場所でありながら盲点な場所があるという。
「一戸建ての遺品整理作業をしていたときのことですが、部屋の中からはアクセサリーと数千円の現金しか出てきませんでした。しかし、庭の物置の整理をしたところ、古い雑誌が入っている箱の底から封筒に入った現金100万円が出てきたことがあります」(佐々木さん)
物置やはなれもへそくりの隠し場所に選ばれているようだ。
「先日、タンスの中ではなくビデオラックと壁の間の隙間に、封筒に入った300万円が置かれていました。 遺品整理中、ラックをどけたときは気づきませんでした。しかし、最後の清掃をしているとき、『あれ、封筒があるな』と思い、中を確認したら現金が入っておりました」(佐々木さん)
ラックを動かしたぐらいでは見つからず、最後の最後でプロの目で発見されたというのだから、この場所はへそくりを隠すには大正解だったと言えよう。
■現金以外のへそくりも意外な場所に
隠し場所もそうだが、現れたへそくりが現金ではない意外なものだったこともあるという。
「キッチンからへそくりが発見されることもよくあります。以前あったケースでは、キッチンの棚の上にある箱から現金30万円が出てきましたが、現金以外では、ふた付きの湯飲みの中からジュエリー、同じく実印等も見つかっております」(佐々木さん)
主婦の聖域であるキッチンは、旦那が入りづらい領域ともいえる。そこを隠し場所にするというのは、女性ならではだろう。
「また、トイレの中で本や新聞等を読まれる方がいるようなお宅では、棚や床に重ねられた新聞や雑誌の間から、現金や財布が出てくることもあります」(佐々木さん)
トイレのタンクの中にビニールに入れた現金を隠す、というのは何かの映画で見たことがあるが、まさかトイレに置かれた新聞や雑誌に紛れ込ませるとは……。
今回は遺品整理のプロが見つけたへそくりの意外な隠し場所を紹介したが、以前「教えて!goo」でリリースした記事を見ていただくと分かるとおり、相続の手続きが終わってからへそくりやタンス貯金が発見されると相続のやり直しになってしまうことも、忘れずにいてほしいと思う。
●専門家プロフィール:佐々木 俊一
遺品整理「ネクスト」東京本店。遺品整理という分野で、最高の福祉サービスを提供するという理念の元、故人と遺族の心に寄り添った整理サポート業務を展開。依頼者に感動を届けるため、常に「感謝の心」と「秘密厳守」を実行している。
https://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry
/8f551fad034d209f4fd6527bdbdd8bcb/
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