ワルツ・フォー・デビイ Waltz for Debby
![]() | ワルツ・フォー・デビイ【完全版】 (2011/06/22) ビル・エヴァンス 商品詳細を見る |
ジャズ・ピアノの名盤に上げられるヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤。
ジャズ・ピアノの巨匠、ビル・エヴァンスの曲です。
初出は1956年、ビルの最初のリーダーアルバム「New Jazz Conceptions」に収録されていましたが
この曲が有名になったのは、曲名をアルバムタイトルにした
1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで行ったライブを収録したアルバムです。
![]() | New Jazz Conceptions (1991/07/01) Bill Evans 商品詳細を見る |
1956年、ビルの初リーダー・アルバム。発売当初は500枚ほどしか売れなかったという。
タイトル曲「ワルツ・フォー・デビイ」は、元々エヴァンスが1956年に作り、初リーダーアルバム「ニュー・ジャズ・コンセプション」にソロ収録された曲で、当時まだ2歳で幼かったビルの姪デビイに捧げられたものであるが、広く知られたのはこのライブアルバムでの演奏による。エヴァンスのオリジナルとして特に広く知られ、愛らしい曲調のジャズ・スタンダードとして親しまれている。このライブ盤では快活なリズムで演奏され、前奏はワルツタイムであるものの、インテンポに入ると4拍子で演奏されているのが特徴である。
ジョン・マクラフリン、トゥーツ・シールマンス、渡辺香津美など、多くのミュージシャンがカバー曲として取り上げた。日本での人気はエヴァンスのアルバム共々ことに高い。
歌曲としては、エヴァンスと親しかったジャズ評論家ジーン・リースが英語歌詞を作詞しており、これが正式な歌詞となっている。トニー・ベネットがビル本人との共演盤で歌い、サラ・ヴォーンも取り上げている。また、スウェーデンの歌手モニカ・ゼタールンドが、スウェーデンを訪れたビル本人をバックに従え、自作スウェーデン語歌詞の「モニカのワルツ」と改題して発表したバージョンは、異色の名盤として有名である。2008年には、日産・ティアナのCMソングとして土岐麻子が歌った
ワルツ・フォー・デビイ Wikipedia
ビルの片腕といえるベーシスト、スコット・ラファロの最後の録音になった。
このライブ収録の11日後にラファロは交通事故で他界。
スウェーデンの歌手モニカ・ゼタールンドによるバージョン
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