お遍路訴訟、62番札所の脱退認める 霊場会の請求棄却【四国八十八ヶ所】
世界遺産化に向けた取り組みが広がっている四国のお遍路=香川県善通寺市の75番札所総本山善通寺
(朝日新聞)
四国遍路の札所寺院などでつくる「四国八十八ケ所霊場会」(香川県善通寺市)が、62番札所宝寿(ほうじゅ)寺(愛媛県西条市)の住職を相手取り、納経所運営要領の順守と未払いの会費の支払いを求めた訴訟の判決が22日、高松地裁丸亀支部であった。小川雅敏裁判長は霊場会側の請求を退け、宝寿寺の主張通り、同寺の霊場会からの脱退を認めた。四国八十八カ所の寺院が霊場会から脱退するのは初めて。
霊場会は、四国八十八カ所巡りの寺院からなる任意団体で、正会員はそれぞれの寺院の住職。訴状によると、宝寿寺の住職は運営要領で午前7時〜午後5時とされている納経所の受付時間を短縮したほか、参拝者に本尊が描かれた御影を授けなかった。また、会費72万円が未払いという。
裁判で宝寿寺側は「霊場会を脱退しており、要領に従う必要も会費を支払う義務もない」と主張した。
判決は、霊場会への入会手続きを定めた規定はないとしたうえで、「宝寿寺の住職であることをもって霊場会の正会員であるとは認められない」と判断。仮に入会していたとしても「退会の手続きについて特段の定めがない」として、住職が電話で不参加を連絡したことから退会が認められるとし、霊場会側の訴えを棄却した。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/
nation/ASK3Q3GX6K3QPLXB006.html
- 関連記事
-
- 理事長への早朝あいさつで教員スト 東京の私立校 (2019/01/08)
- 「昼カラ」で感染の男性死亡 北海道、新たに1人感染 (2020/06/27)
- あおり運転で追突15秒後、被告「はい終わり」 (2019/01/15)
- 「鹿からのお願い」奈良公園に外国人用看板 噛まれるなど観光客トラブル多発 (2018/04/04)
- 復興補助金4600万詐欺=容疑で社長ら2人逮捕―福島県警 (2017/12/06)
- 1歳食塩中毒死、両親が賠償求め提訴 盛岡地裁 (2018/02/08)
- 長与千種「若い子の人生もあるので」暴行被害も反撃せず (2018/11/20)
- 「不用品ありませんか」 高齢女性に“押し買い”か (2018/03/24)
- ネギ仕分けで後遺症、賠償命令 高知地裁、JAに1600万円 (2019/03/28)
- 代理人・佐藤大和弁護士、ドン・ファン妻は事件に「関与していない」 (2018/06/16)
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ