【和歌山】「病魔と闘う子どもたちのために」 記者クラブに70万円届く

紀伊民報などが所属する和歌山県庁内の県政記者クラブ宛てに7日、現金70万円が入った封筒が届いた。差出人は数日前に亡くなった「おばあちゃん」の代理の人(匿名)。手紙には「生前からの意思を尊重して、県立医科大学付属病院小児科病棟で病魔と闘う子どもたちの夢にお役立てください」とある。生前の2月下旬にも64万8千円が届いており、紀伊民報などが記事にしていた。
封筒は6日夜、県議(和歌山市選出)の事務所ポストに入っていた。県議が気付き、宛先が県政記者クラブになっているので届けた。中にはラップにくるまれた1万円札が70枚入っていた。前回も同様の形で届けられており、同じ「おばあちゃん」からとみられる。
前回の手紙は代筆で、83歳の「生涯孤独のおばあちゃん」が四十数年前に一人息子を単車の事故で亡くして独り暮らししてきたこと、病院での闘病生活を送り「残された命は幾何(いくばく)もない」と感じていることなどが記され「県立医科大学付属病院小児科病棟で、病気に苦しむ子どもたちの夢に役立ててほしい」と要望していた。これを受け、記者クラブは加盟社の総意で同病院の吉田宗人院長に届けた。
今回の手紙では、願いが届いたという新聞記事をおばあちゃんに見せたら「酸素吸入器にある口に笑みが見えました。息を引き取ったのはそれからわずか数日後でした」とつづられている。お骨は先立った息子と同じ墓に納骨したといい、残った本人のお金と手紙の差出人の気持ちを合わせて送ったという。最後には「幸せなおばあちゃんより」とある。
記者クラブは前回同様、県立医大に届けることを決めた。
http://news.goo.ne.jp/article/
agara/region/agara-330185.html
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