「１人で測れる身長計」発明 千葉の小学生・安藤さんが金メダル 世界青少年展で

　１人で簡単に自分の身長が測れる身長計を発明した千葉県四街道市立吉岡小学校５年の安藤彩乃さん（１１）が、昨年７月に中国ハルピン市で開かれた「世界青少年発明工夫展」で金メダルを獲得した。正しく身長が測れるようさまざまな工夫を凝らしたユニークな作品だ。

　作品「一人ではかれる身長計」は安藤さんが３年生の時、夏休みの宿題の一環で約１カ月かけて制作。５歳年上の姉の身長が当時１６８センチと既に母より背が高く、父がいないと身長が測れなかったため、「何とかしたい」との思いで考案したという。

　身長計は、機械本体からメジャーが垂れ、両足を乗せるための板とつながっている。計測するには、板に描かれた足型マークの上に立ち、メジャーを伸ばしながら機械を頭に乗せる。

　機械が水平かどうか確認できる目盛りや、正しく測るために頭頂部で押されるように配置したボタンなど、さまざまなアイデアを盛り込んでいる。

　同展には世界１０カ国・地域から１９７人が参加し、９４作品が出品された。日本からは小学生から大学生までの１１人が派遣されたが、安藤さんは１番の成果を挙げたという。
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